CPAPと胃食道逆流症

睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられるCPAPですが、胃食道逆流症をおこす場合があるという報告を見たので紹介させていただきます。


http://www.interq.or.jp/kyuushu/sas/news/88.pdf

福岡病院 CPAP ニュース No.88 2013.04.01.

CPAP 中に空気が胃に入ると胃食道逆流症が起こりやすい
GERは、胸やけ、胸痛、咳、咽頭痛など多彩な症状をひき起こし(胃食道逆流症; GERD)、最近注目されています。一般には、無呼吸の方が CPAP を始めると胃食道逆流症の症状は軽減することが多いのです。しかし、まれにかえって悪くなったといわれる患者さんがおられ、不思議に思っていました。この疑問に答える論文が最近発表されました。
オーストラリアでおこなわれた調査です(J Clin Sleep Med 2013;9:13-17)。
CPAP 治療中の無呼吸患者で、圧力の再調整等のため睡眠ポリグラフを実施された 259 人で、CPAP に伴う空気嚥下症(空気を胃に飲み込むことによる症状)と胃食道逆流症の症状について調査されました。空気嚥下症の症状は、腹鳴の増加、ゲップ、朝の食欲低下、腹満感・下痢の増加などです。調査の結果、約半数の 130 名に空気嚥下症の症状が認められました。
そして、空気嚥下症の症状がある人の 29%は胃食道逆流症の症状があり、この頻度は空気嚥下症の症状が無い人の約3倍であったとのことです。
空気嚥下から胃食道逆流が生じるメカニズムは次のように説明されています。空気が食道に入ると食道と胃の間を閉鎖している食道括約筋が弛緩し蠕動運動により空気が胃に入ります。胃に空気が入り、胃が膨れるとさらに食道括約筋の弛緩が起こりやすくなり、胃液が食道に逆流しやすくなります。
CPAP 中の空気嚥下は、私たちの経験では、がんばって体重を減らされた場合にも生じます。CPAPの圧は治療を始める段階で決めますが、体重が減って喉が広くなった時に同じ圧力を続けていると空気が食道に入りやすくなるのです。このような場合は圧力を調整すると空気嚥下の不快な症状は改善します。この圧力の調整は毎月持ってきて頂いているメモリーカードでおこなうことが出来ます。

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