「睡眠時無呼吸」タグアーカイブ

sleep apnea syndrome
すいみんじむこきゅうしょうこうぐん【睡眠時無呼吸症候群】

なぜ安眠家具「Sleep Labo」がいびきを解決する唯一の方法なのか

1、いびきの原因は何か
① いびきはなぜうるさいのか
  a、いびきの音を小さくする

その為、いびき対策でよく言われるのは、口を閉じること。鼻呼吸にして口を閉じれば、いびきをかいても、口を開けているよりは静かです。

舌の奥や喉の周辺の組織をふるわせて音を出すいびきは、鼻呼吸では出せません。

では、口呼吸を防止して鼻呼吸になれば、いびきをかかないかというとそうではありません。
鼻で呼吸をしていても根本の原因が別にあるので、やはりいびきはかきます。
口呼吸ほどうるさくないかもしれませんが、気になる他人の睡眠を妨げます。

② いびきはなぜかくのか

  a、どういう時にいびきをかくのか

これまでは、肥満や顎が小さい、舌が大きい、鼻炎があるなどの身体的特徴により気道の周りの組織が
厚く、気道が狭小となっている場合、いびきをかくと言われていましたが、そうではない人もいびきをかき
ます。
どんな時にいびきをかくかを見ると、身体的特徴とは直接関係がないように感じますね。

  b、胃食道逆流症

  c、対症療法の危険

逆流性食道炎や肺炎を予防するために、食道が狭まり、同時に気道も狭くなるため呼吸で音が出てしまうのが「いびき」ですが、いびきを予防する様々なサプリやツールなどは、果たして効果が
あるのでしょうか?

根本的には胃食道逆流症を直さなければいけないわけですが、胃食道逆流症の自覚症状が出る前はいびきや睡眠時無呼吸症候群としてしか現れないので、ついついいびきを止めようとしてしまいます。

注意をしなければいけないのは、その作用によって、食道が開いたり、逆流性肺炎になる危険を増加させないようにしなければいけません。
やみくもに、気道を広げればいいわけではないのです。
睡眠時無呼吸症候群の治療で使われるCPAPは、対症療法ではありますが、加圧空気を気道に送る際、同時に食道にも送られるため、逆流性肺炎を防ぐ効果もあります。
しかしながら、根本治療をしなければ、いつまでも使い続ける必要があるのです。

2、いびきをかかなくする方法
① 生活習慣の改善
  a、いびきの根治
原因がわかれば、治療も根治もできそうな気がします。
暴飲暴食を避ける。腹八分目にする。寝る5時間前までに食事を済ませ、寝るときには胃の中が空っぽになるようにする。
酒たばこもできるだけ控える。睡眠薬を飲まない、ストレスのたまらない生活にする。
規則正しい生活をし、
でも、早めの治療で、生活習慣を切り替えることができれば、いびきも根治可能です。
たまのお酒や、疲れによるいびきも継続しなければ問題ではありません。
ただ、生活習慣を切り替えても体がそれに慣れるまでは少し時間がかかります。

  b、根治不可能
さて、根治可能と書いた直後ですが、落とし穴があるのです。
胃と食道の間の仕切りを噴門といいますが、この噴門は一度緩んでしまうと元に戻らないようです。また、老化や女性の場合は閉経に伴うホルモンの影響なども噴門が緩む原因となるそうです。そのため生活習慣を切り替えて、胃の中を空っぽにしても、胃酸が出れば寝ているときに逆流してしまう可能性が残ります。
逆流した胃酸が食道を焼けば逆流性食道炎となりますし、胃酸が肺に入れば、逆流性肺炎となり、誤嚥性肺炎以上に肺へのダメージが大きくなります。
噴門は弁のようなものではなく、ぞうきんを絞るような形でしまります。子供がいびきをかかないのは、噴門の力が強く逆流しないからで、暴飲暴食やストレスなどで、胃に負担をかけているのは大人と変わりません。赤ん坊のいびきは、逆に成長しきっていない為、噴門が弱くミルクなどを吐くのを抑えているからと思われます。

3、いびきの「解決」とは
① 家族の安眠
  a、安眠家具というカテゴリー
さて「いびき」の原因や、「いびき」をかかなくする方法などを書いてきました。
いびきをかいているのは、決していい状態ではありません。特に激しい大きな音が出るのはそれだけ体への負担が大きく、体からのSOSと受け止めるべきです。
そして、家族の安眠を脅かしています。
家族に迷惑をかけないようにするために、生活習慣を見直す決意と、音の対策をしましょう。
毎日激しいいびきをかいている方は、生活習慣の根本的改善が絶対に必要です。
それには、大変な決意と時間が必要です。
時間がかかる間は、Sleep Laboが、家族の安眠を取り戻す助けになります。
Sleep Laboは、安眠家具です。世の中には安眠家具というカテゴリーがありません。
いびきの解決は、早期であれば根治も可能ですが、最終的には音の減少しかないのです。
唯一の解決策がSleep Laboである所以です。

  b、本人の安眠
さて、Sleep Laboは、安眠家具です。家族のためのいびき対策はその機能の一部であり、本来は使う人の安眠を助けるための家具です。

       ・まぶしさを防ぎ、安眠を助けます。
  ・騒音を遮断し、静かな時間を提供します。
  ・寒さを退け、暖かい空間を作ります。
  ・乾燥から守り、潤いを逃しません。
  ・被災時の避難空間になり落下物から守ります。
  ・自分だけの落ち着ける空間を創造します。

 

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“いびき”に対する柴胡桂枝湯の治療効果

いびきの原因を究明するうえで、非常に参考になる臨床例論文があったので紹介させていただきます。いびきや睡眠時無呼吸の機序については、過去にも論文を紹介させていただいていますが、いびきをかく理由がいまいち納得できていません。空気が通りづらくなる物理的作用で息が止まるとかありえません。人の体はそんな簡単に死ぬ造りにはなっていないと思います。今回ご紹介する論文は、いびきを減少させる漢方薬の発見です。たまたま別の病気のために漢方を処方したら、いびきが激減した。ほかにも鼾がうるさい患者にも処方してみたら、劇的な効果があったというものです。胃を整え、吐き気を防止する漢方薬です。以前からいびきの原因、睡眠時無呼吸症候群の原因として、胃の内容物が逆流して肺炎になるのを抑えるための作用という仮説をお伝えしておりますが、その裏付けとなる論文だと思います。

日本東洋医学雑誌

Vol. 44 (1993-1994) No. 1 P 31-35 Copyright © 社団法人 日本東洋医学会 公開日2010/3/12

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed1982/44/1/44_1_31/_article/-char/ja/

臨床経験

“いびき”に対する柴胡桂枝湯の

治療効果

Efficacy of Saiko-keishi-to for Snoring

竹迫賢一 日吉俊紀

Kenichi TAKESAKO Toshiki HIYOSHI

要旨

いびきのひどい12例(脳卒中7例を含む, 平均53.3歳, 男10, 女2例)に対するツムラ柴胡桂枝湯エキス剤7.5g/日の治療効果を検討した。効果判定は第三者の観察によるが, 2週間後にはほぼ消失2例(17%), 半減4例(33%), やや改善5例(42%), 変化なし1例(8%)と, ほとんどの症例に効果が認められた。また効果発現には3~6日を要し, 改善点はいびきの音量の減弱であり, 柴胡桂枝湯を中止すると2~4日でいびきの音量も元に戻った。1例での投与方法の検討では倍量の夕食前5.0g1回投薬でも, 通常投薬と同等の効果が1週間後判定で得られた。作用機序としては, 柴胡桂枝湯にはテンカンに対する治療効果が知られていることから, 何らかの脳神経中枢作用を介している可能性が考えられる。

いびきの漢方療法として, 柴胡桂枝湯では最初の改善報告と思われる。

緒言  

いびきとは睡眠中または昏睡中に, 口蓋帆, ときには声帯の振動により生じる荒い, ガラガラした吸気性雑音1)である。その発生の背景には睡眠中の咽頭~軟口蓋部の筋緊張の低下や, 肥満, 副鼻腔炎や鼻炎等による気道や共鳴構造の変化があり, この部位の麻痺, 特に脳血管障害等ではしばしばいびきを伴うことはよく知られている。

近年, いびきは脳血管障害2), 高血圧, 虚血性心疾患の危険因子として深い関係がある3)ことが知られるようになり, またしばしば急死の原因ともなる睡眠時無呼吸症候群4)の1症状として知られる。ところで漢方薬は未病を防ぐとして使用されることがあるが, いびきは治療対象として扱われず, 著者らの知る限り, 古典の『傷寒論』をはじめ明治時代の『勿誤薬室方函口訣』にも治療対象として登場しない。

著者らは脳卒中に慢性B型肝炎を伴う60歳男性(症例4)の肝機能異常の漢方治療に, 腹証として胸脇苦満と腹直筋緊張を有したため柴胡桂枝湯エキス剤を用いたところ, いびきが著明に軽減することを経験した。このことから病名投与ではあるが, いびきに対する柴胡桂枝湯の有効性について検討した。

対象と方法

1) 柴胡桂枝湯の常用量による治療効果対象は当科入院のいびきのひどい10名といびきを指摘された健常人2名の計12名(男性10名, 女性2名, 平均年齢53.3歳)で, 最も多い基礎疾患は脳卒中7例である。ツムラ柴胡桂枝湯エキス剤は成人1日量(7.5g/日)を3回に分割投薬した。

投与方法は病名投与である。効果判定は一部の症例を除いて毎日観察し, 最終判定は漢方投与後2週目に行った。判定方法は入院患者にあっては,いびきが気になる同室患者や付添い人, 看護婦による判定とし, 健常者にあってはその妻の観察による判定である。効果判定基準はいびきのほぼ消失を著効, 半減を有効, やや改善をやや有効, 変化なしを無効とした。

2) 柴胡桂枝湯の投与方法の検討

対象は1例(72歳女, 症例8)である。投与方法はツムラ柴胡桂枝湯エキス剤の成人1日量(1)7.5g, 分3食前投与(通常投与法), (2)2.5g, 夕食前, (3)5.0g, 分2朝夕食前, (5)5.0g, 1回夕食前の4つの方法を用いた。効果判定は投薬後1週間目に行い, 同室患者や付添い人, 看護婦の観察により判定した。効果判定基準は前出と同じである。

結果

1) 柴胡桂枝湯の常用量による治療効果

いびきに対する柴胡桂枝湯の治療効果は, 表1の如く著効2名, 有効4名, やや有効5名, 無効1名であった。著効例はいずれも脳卒中患者で,無効例は健常人の1名であった。また効果発現は投与後3~6日目であり, 1週目と2週目で大きな差はなく, 少なくとも2週間投与であれば効果判定は十分に可能であった。

柴胡桂枝湯の効果発現はいびきの音量の減弱として認められたが, いびきそのものの出現頻度の減少や持続時間の短縮などの改善には気付かなかった。またいびきは薬剤中止により2~4日目には元の音量の状態に戻った。

なお, 長期観察の症例4(60歳男, 脳卒中)では, 退院後も慢性肝炎のため肝機能に応じて8年間にわたり柴胡桂枝湯の投薬, 休薬を繰り返しているが, いびきは投薬中には軽減し休薬中には服薬以前と同じくらいに強くなっている。すなわちこの柴胡桂枝湯のいびきに対する効果は再現性があるものの, いびきが完全に消失することはなかった。

2) 柴胡桂枝湯の投与方法の検討

夕食前に倍量(5.0g)のツムラ柴胡桂枝湯エキス剤を一度に服薬することにより, その1週間後の判定では通常の1日3回服用と同等の効果が得られた(表2)。なお2.5g夕食前は効果はなかったが, 5.0gを朝夕食前に分服した場合は常用量に及ばないものの, やや改善~ 半減の効果が得られた。

考察

いびきに対する柴胡桂枝湯の検討により, 柴胡桂枝湯はいびきに有効な漢方薬の1つであることが明らかとなった。またこの方剤の特徴は, (1)効果発現に3~6日の日数経過を要する。(2)治療効果はいびきの音量の減弱であるが時にほぼ消失も見られる。(3)薬剤中止により2~4日でいびきの音量も元に戻ることである。

漢方薬によるいびきの治験報告は, いびきを治療すべき対象と考えなかったためと考えられるが, その治験例は極めて少ない。治療報告の多くは基礎疾患にいびきを有する1~2症例を対象としたもので, それには葛根湯5)6), 抑肝散加陳皮半夏7), 葛根湯加川芎辛夷桔梗黄芩8), 牛黄丸貼付+鍼刺激9), 当帰鬚散10), 補中益気湯11), 柴胡加竜骨牡蠣湯12)の報告がある。柴胡桂枝湯の報告は,著者らが知る限り今回初めての報告である。

漢方薬がどのような作用機序でいびきに有効であるのかは不明な点が多いが, その背景にはいびきは治療対象となりえなかったため, いびきを漢方的に明確に定義し説明するといった検討が充分になされなかったことが挙げられる。唯一昭和時代になって中田13)は治酒査鼻方に葛根を加えるにあたり, その解説のなかで次のように述べている。「鼻の炎症の多くに”胃熱”が関与しており,胃熱は上部にある肺に燃え上がって, 肺に属する鼻に影響し, その結果, 鼻づまり, いびきなどといった症状をきたすので, 葛根は胃熱を取り除くためよく効を奏する。とくに葛根を用いなくても, 補中益気湯, 半夏瀉心湯などといった胃を治す処方を用いてもこういった鼻の病気が治る場合があります。」したがって”いびきは胃熱”によって引き起こされる現象として説明され, 治験報告例の風邪をひき易い, 鼻炎, 鼻づまりといった局所炎症の関与するものでは, 構成生薬として葛根が重要なポイントとなっている。それ以外の葛根を含まない補中益気湯ではいびきの改善に関し,上気道の構成筋の弛緩というアトニー症状の関与するものに筋弛緩の改善作用のある補中益気湯を用いるという考え方13)もあるが, 中田が解説で述べたように胃を治したために鼻(ここではいびき)が改善したと解釈することもできよう。

ところで構成生薬をみると, 柴胡桂枝湯は小柴胡湯と桂枝湯の合方を意味する方剤で, 柴胡, 半夏,黄芩, 甘草, 桂皮, 芍薬, 大棗, 人参, 生姜の9種類からなり, 葛根は含まない。それぞれの生薬の薬理活性14)はその活性成分と共に動物実験を通じて検討され, 明らかにされつつあるが, いびきの改善を意味する薬理作用は明らかでないこともあり, 生薬の薬理活性から説明することは困難である。仮説ではあるが, 漢方でいう”胃熱”を除くに注目し, 胃を改善する作用と解すれば, 柴胡桂枝湯の構成生薬のうち抗消化性潰瘍作用のある甘草, 鎮静・鎮痙作用のある桂枝, 抗消化性潰瘍作用のある柴胡, 鎮静・鎮痙・鎮痛作用や胃腸運動促進作用, 抗胃潰瘍作用のある芍薬, 抗潰瘍作用のある人参にその可能性がある。ただ動物実験の薬理学的結果を臨床の場で説明するには, 人間と動物の種特異性の問題, 同種であっても”証”の問題, 生薬成分の薬理学的血中濃度で生じる現象が臨床的血中濃度でも生じうるか否かといった用量の問題などをクリヤーする必要がある。

生薬の漢方的作用の解説については, 吉益東洞の『薬徴』がよく知られているが, その薬徴解説にはいびきや鼾の文字は見られないし, またいびきを意味する用語についても明らかにされていないので, 生薬といびきの関係は説明しがたい。仮説ではあるが, もしも衝逆(体の下の方から上の方に何かが突き上がってくるようなものと説明される)がいびきと関係すると解釈するならば, 柴胡桂枝湯の構成生薬のうち甘草15), と桂枝16)が重要な役割を演ずるし, もし奔豚(気の塊りが上の方に突き上げることと説明される)もいびきと関係すると解釈するならば, 大棗17)も有用ということになる。

さらに漢方薬のもつ宿命的問題として構成生薬を分析しても漢方方剤の本質にはたどり着けない可能性もありうる。そのことはすでに過去の明治11年に男惟斅が浅田宗伯の『勿誤薬室方函口訣』18)の序文に述べており, その内容を噛み砕いて長谷川19)は「処方は1つの絵画と同じである。原料の色をとり出しても絵の説明にならない。薬を1つ1つ分析し説明しても作用はわからない。処方全体としての組合わせの作用をみないといけな:い。」と解説している。

話しは戻るが, 胃熱を改善する作用以外の解釈の可能性として, 今回報告した柴胡桂枝湯に関しては抗てんかん薬20)としての改善効果が知られているし, 抑肝散加陳皮半夏は神経症の適応21)があり, いわゆる神経症は東洋医学では「傷気分」,「五臓不安」,「傷臓」に相当し, 本剤の他に柴胡加竜骨牡蠣湯も用いられている。また柴胡加竜骨牡蠣湯は脳内モノアミン系抑制作用14)が知られており, 柴胡加竜骨牡蠣湯加味方はてんかんの治験例22)を有しているので, これらの方剤は脳神経中枢にも作用すると考えることができ, いびきの症例の中には脳神経中枢性に作用し改善している可能性が示唆される。

証は漢方薬の治療効果を高める上で大変重要な役割を演ずる。柴胡桂枝湯においてもその臨床上の使用目標の解説は, 慢性症については腹症として胸脇苦満があり, 上腹部の腹直筋攣急を伴うもので腹力は中等度ないしやや軟が典型例であるとするが, 大塚敬節はこれにこだわらないで使用可と述べているといわれる23)。したがって柴胡桂枝湯に限っては証にあまりこだわる必要はない。

最後に, いびきに対し柴胡桂枝湯が治療効果を示したことと, この報告はいびきに対する柴胡桂枝湯の最初の治験報告として価値があることを強調したい。

総括

1) ツムラ柴胡桂枝湯エキス剤1日7.5gを2週間以上投与し, 12例中著効2例を含む11例(92%)にいびきの半減~ やや改善がみられた。

2) 効果発現は投与後3~6日目であり, その効果はいびきの音量の減弱であるがほぼ消失例も見られた。

3)薬剤を中止すると2~4日目にいびきの音量が元に戻った。

4) 投与方法では1例経験であるが, 夜間のみの倍量投与法は1日3回投薬と同効であった。

文献

1) ステツドマン医学大辞典, 改訂第2版, p.1307,メジカルビュー社

2) Heikki Palomaki, et al.: Snoring as a risk factor for sleep-related brain infarction, Stroke,20, 1311-1315, 1989

3) Koskenvuo, M., et al.: Snoring as a risk factor for hypertension and angina pectoris. Lancet 1, 893-896, 1985

4) 滝島任: 睡眠時無呼吸症候群, p. 1-175, 1989,医薬ジャーナル社

5) 矢数道明: <194>小児の大いびきとストロフルスに葛根湯, 漢方治療百話(3), p.201, 1971

6) 矢数道明: <193>肥厚性鼻炎による小児のいびきに葛根湯, 漢方治療百話(3), p. 200-201, 1971

7) 矢数道明: <60>チツク症といびきに抑肝散加陳皮半夏, 漢方治療百話(4), p.83, 1976

8) 矢数道明: (653)肥満少年のいびきに葛根湯加味方, 漢方の臨床, 35(3), p. 25-27, 1988

9) 矢数道明: <192>大兵肥満男子の大いびきに天柱刺激, 漢方治療百話(3), p. 199-200, 1971

10) 矢数道明: <190>外傷後に起こったいびきに当帰鬚散, 漢方治療百話(3), p. 198, 1971

11) 川俣博嗣, 他: 補中益気湯が奏功した睡眠時呼吸障害の1例, 日本東洋医学会誌, 42, p. 457-458,1992

12) 小林英喜: 鼾に対する柴胡加竜骨牡蠣湯エキス顆粒の使用経験, 漢方診療, 11, (7), p.10, 1992

13) 中田敬吾: 勿誤薬室方函口訣解説(46)治酒査鼻方, 漢方医学講座(25), p. 50-58, 1985, 津村順天堂

14) 丁宗鐵: 漢方薬の薬理, 日医誌, 105(5), p. 20-32, 1992

15) 大塚恭男: 薬徴解説(5)甘草1・2, 漢方医学講座(16), p. 33-36, 1981, 津村順天堂

16) 松下嘉一: 薬徴解説(40)桂枝, 漢方医学講座(19), p. 31-37, 1982, 津村順天堂

17) 斉藤隆: 薬徴解説(38) 大棗, 漢方医学講座(19),p. 19-25, 1982, 津村順天堂

18) 男惟斅: 方函口訣序, 勿誤薬室方函口訣(復刻版), p. 9, 1981, 津村順天堂

19) 長谷川弥人, 他: 勿誤薬室方函口訣解説(1)開講にあたって, 漢方医学講座(22), p.5-11, 1983,津村順天堂

20) 相見三郎, 他: 柴胡桂枝湯による癇癪の治療, その成績と考察及び脳波所見に及ぼす影響について, 日本東洋医学会誌, 27, p. 99-116, 1976

21) 神庭重信, 他: 神経症に対するツムラ抑肝散加陳皮半夏の効果, 日経メディカル, 271, p. 72-73,1991

22) 大塚敬節: 101癲癇(てんかん)-その1, 102その2, 103低血圧症を伴う癲癇(てんかん), 107,漢方診療三十年, p. 153-155, 1982, 創元社

23) 佐藤弘: 柴胡桂枝湯, 新版漢方医学, p. 264-265, 1990, (財)日本漢方医学研究所

(1993年1月18日受理)

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睡眠時無呼吸を治療するとなぜ体重が増えるのか?

ちょっと前の記事ですが、2016/3/4 京都新聞に「睡眠時無呼吸症候群、治療後太りやすく」という記事が掲載されました。

http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20160304000013

これは、京都大学研究成果報告で発表された内容です。私自身は以前から、肥満から激しい「いびき」、そして睡眠時無呼吸症候群へと進んだ患者をCPAP(持続性陽圧気道)で治療するという一連の流れが、対症療法だけで、根治療法になっていない「ずれ」を呈しているのではないかと感じていたので、やっぱりなと思ってしまいました。食事療法などの生活習慣の改善を指導しないで、CPAPで無呼吸の症状を取り除いても、根本的な治療ができていなければ、ほかの不具合を誘発する危険があると思います。

京都大学のホームページからPDFがダウンロードできるので、ご紹介させていただきます。

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2015/documents/160303_2/01.pdf

睡眠時無呼吸を治療するとなぜ体重が増えるのか?

-基礎代謝の変化と食生活の重要性-

 

今回、京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学の立川良大学院生と同研究科呼吸管理睡眠制御学講座の陳和夫特定教授らは、同研究科糖尿病・内分泌・栄養内科学の池田香織特定助教と共同研究を行い、睡眠時無呼吸症候群の患者が持続性陽圧気道(CPAP)によって治療を受けた後に、体重が増加するメカニズムを明らかにしました。この結果は2016年3 月1 日正午(アメリカ東部時間)に「American Journal of Respiratory and CriticalCare Medicine」のオンライン版で公開されました。

研究者からのコメント(陳和夫特定教授):

わが国でも頻度の高い中等症・重症の閉塞性睡眠時無呼吸患者の臨床症状の改善や脳心血管障害予防にCPAP は有効な治療ですが、CPAP 後に体重が増えやすくなることに注意が必要です。本研究は、CPAP 後にエネルギーが過剰となるメカニズムを明らかにし、食事などの生活習慣指導の併用が体重の制御に重要であることを明確に示しました。

【研究の概要】

肥満と睡眠時無呼吸症候群が深く関係していることは良く知られていますが、睡眠時無呼吸症候群の患者をCPAP で治療した後にも体重の増加現象が見られることが、最近になって知られています。立川良大学院生(京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学)陳和夫特定教授(同呼吸管理睡眠制御学講座)らは、池田香織特定助教(同糖尿病・内分泌・栄養内科学)らとともに、この現象のメカニズムを明らかにするために、CPAP の治療前後でのエネルギーバランスの変化とそれに関係する因子について総合的な検討を行いました。交感神経活動の低下などによってCPAP 治療後に基礎代謝は約5%低下しており、エネルギー消費量の低下が体重増加の背景にあることが示されましたが、さらに実際の体重増減により重要なのは、食事内容や食行動の問題などエネルギー量の摂取に関係する項目であることも明らかとなりました。

図1 CPAP 前後での基礎代謝量・身体活動量・摂取カロリーの変化

基礎代謝量は体重増加者・非増加者いずれも約5%低下し、また身体活動量は両群とも変化がありません。このことから、エネルギー消費量は治療によって両群とも同じように低下していると考えられます。一方で、エネルギー摂取量は体重増加者において治療後に多くなっており、体重変化が食事内容に左右されていることが分かります。

図 2 体重増加者と非増加者に見られる食行動の違い

食行動は 7 つのカテゴリーで評価され、スコアが高いほど肥満につながりやすい食行動の乱れがあることを意味します。体重増加者では一貫してスコアが高く、食行動が乱れている人では過食から体重増加を起こしやすいことが分かります。また、体重非増加者では経過とともにスコアが低下しており、食生活・食行動の改善を伴っていたことが分かります。

【本研究のメッセージ】

現在わが国の CPAP 治療患者は約40 万人(推定される睡眠時無呼吸症候群は全国で300~500 万)で、6-7 割の方は肥満あるいは過体重です。肥満は生活習慣病の重要な危険因子であり、体重は適正に管理する必要がありますが、睡眠時無呼吸がCPAP で良くなった後も体重のコントロールに悩む場合が少なくありません。本研究によって、睡眠時無呼吸の患者さんは治療後にいわば省エネ体質となっていることが示されました。体重を意識せずにいると容易に体重が増える状況にあると言えます。この関係は禁煙後の体重増加とよく似ています。禁煙後に体重が増える原因は、ニコチンを絶つことによって食欲が亢進するだけでなく、基礎代謝が5-10%低下することにもあるからです。体重増加を防ぐためには特に食生活に気を配る必要がありそうです。

「体が楽になった分だけ余分なエネルギー消費がなくなった」という見方をすれば、CPAP 後の体重増加は必ずしもネガティブに捉える必要はありませんが、しかし体重管理の面からは、CPAP 治療前には体重について注意を喚起し、生活習慣の改善指導を併せて行うことが重要と言えるでしょう。本研究はこれまで不明だったCPAP 後の体重増加のメカニズムを明らかにし、そのような指導の理論的根拠を示したことに意義があります。

【論文】

“Changes in Energy Metabolism after Continuous Positive Airway Pressure for Obstructive SleepApnea”

Ryo Tachikawa, Kaori Ikeda, Takuma Minami, Takeshi Matsumoto, Satoshi Hamada, Kimihiko Murase, Kiminobu Tanizawa, Morito Inouchi, Toru Oga, Takashi Akamizu, Michiaki Mishima,Kazuo Chin

Am J Respir Crit Care Med, in press

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睡眠時無呼吸のメカニズム

睡眠時無呼吸症候群について、気道閉塞が起こるメカニズムと、閉塞したまま窒息死しないメカニズムの考察が
「赤星俊樹,赤柴恒人,植松昭仁,岡本直樹,権 寧博,細川芳文,内山 真,橋本 修
特集「睡眠障害をめぐって」睡眠呼吸障害:閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群(OSAHS)における上気道閉塞発症のメカニズム
日大医学雑誌 2010; 69(1): 17-22.」https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/69/1/69_1_17/_pdf

学会発表2010年のⅣ. 総説,解説としてあったのでご紹介したいと思います。

私自身は、睡眠時無呼吸の原因が睡眠時の脱力による物理的な閉塞であれば、重症の無呼吸患者が気絶したら、そのまま窒息する事件が多発するだろうと思うので、基本的に単なる脱力による閉塞ではないと考えております。
この論文では、閉塞は簡単に物理的に起こるが、拡張する筋力が様々な要因で発生するため、窒息死に至らないとしています。

1. 上気道の開存性
『上気道の閉塞原因は吸気時に横隔膜により発生する陰圧であり、拡張原因は上気道拡張筋群による筋活動である。』
要するに息を吸おうとして力を入れたら、喉が狭まっていたところがくっついちゃってしまっちゃうよ。でも、息吸うと肺が大きくなるから、それに気管が引っ張られて開くよ。って言ってます。

2. 咽頭気道の閉塞因子
『非肥満健常人に比べ、OSAHS患者は咽頭気道周囲組織の軟部組織量が相対的に多いため、筋弛緩剤を用いる状態で陰圧にすると、咽頭気道が閉塞する。組織の増加は肥満や顎顔面形態の異常でも認められる。そのほかにも気道断面積に影響を与える因子はいくつかあるが、最も重要な因子は体位である。』
要するに無呼吸症候群の人はそうでない人に比べて、気道周辺の軟部組織が多いので簡単にふさがっちゃうし、体位でも影響受けちゃうよということ。

3. 咽頭気道の拡張因子
『咽頭気道拡張筋群は約20対以上存在し、咽頭気道の閉塞要因に対して拮抗する作用を示す。咽頭気道拡張筋群の活動には、気道内の陰圧に対する機械受容体刺激による反射神経によるもの、呼吸中枢からの出力によるもの、覚醒の程度によるニューロン群による興奮刺激の3つの神経入力により、筋活動が調整されている。
入眠により、陰圧反射は、non-REM睡眠で低下し、さらにREM睡眠で低下する。ニューロン群の刺激も覚醒時に比べ低下し、呼吸中枢からの神経入力は同等かわずかに減弱していることが推測され、結果として睡眠による生理的な変化により、咽頭気道は覚醒時に比べ易閉塞性となる。
肺容量も睡眠により低下し、張力減弱が起こる。』
起きてるときは、閉まろうとする喉の組織を広げようとする筋肉がうまく調節しているけれど、寝ちゃうと調節が緩んで閉塞しやすくなるってこと。筋肉を広げるための3つの方法があるよ。それと、引っ張る肺の容量も小さくなっちゃいます。

4. 咽頭気道と換気調節の安定性
『換気調節の安定性は咽頭気道の開存性において重要であり、この不安定さが咽頭気道閉塞にどの程度関与するのか、今後の研究成果が待たれる』
上手く呼吸ができないと、それが原因で呼吸中枢が上手く働かなくなるから、さらに調節が出来辛くなる可能性が高いんじゃないかなってこと。

5. OSAHSにおける咽頭気道閉塞の発症機序
『このように、覚醒時のOSAHS患者で観察された神経筋代償機構は睡眠により失われ、肺容量の低下もあり、咽頭気道はさらに易閉塞性となる。こうして睡眠中に部分的あるいは完全に上気道は閉塞し、低呼吸や無呼吸が観察される。気道閉塞の解除に覚醒反応を要することが多いが、周期的な覚醒→入眠→呼吸イベント→覚醒のサイクルが終夜にわたり繰り返し観察される。
しかしながら、OSAHS患者といえども正常な換気が維持される睡眠が少なからず確認される。その多くは安定したnon-REM睡眠である。この間は気道の開存に十分必要とされる筋活動レベルへと戻り、安定した睡眠と正常呼吸が得られる。
入眠から安定したnon-REM睡眠に移行するまで、覚醒を伴わないある程度の長さの睡眠が必要であり、覚醒閾値の患者間での相違がOSAHSの進展と重症度に影響を与えている可能性が示唆されている。』
無呼吸症候群の人もnon-REM睡眠の時は覚醒時と同じように呼吸ができているようです。non-REM睡眠ですから、脳は眠っているけど体は起きている状態ってことですね。REM睡眠の時は脳は活動しているけれど体は休んでいるときなので、この時いろんな要因で気道がふさがって無呼吸になるんですが、ある程度覚醒しないと呼吸が復活しない。喉の組織が緩くいっぱいある人はよりふさがりやすく、覚醒の頻度が高いけど、ふさがり辛い人は覚醒の頻度が低い。ある程度覚醒しないで睡眠が続くと安定したnon-REM睡眠になって、呼吸も安定するので、患者による差が大きいようです。

さて、この論文は2010年に発表されていて、気道組織の異常が無呼吸症候群になるかそうでないかを左右するようになっていますが、最近は身体的な特徴はかならずしもあてはまらないことが多いと言われています。
正常と言われている人も、1時間に5回程度の無呼吸が発生しているわけですから、身体的な特徴よりも20対ある拡張筋の働き方がどう影響しているのかを詳細に調べる必要があると思います。
要するに無呼吸症状が出る状態とはどういう状態であるのか、もっと言えばいびきをかくのはどういう状態なのか、身体的な特徴ではない影響が分かれば、対処方法、根治方法が分かるのではないでしょうか。
身体的な特徴は、原因からの帰結のように思えます。

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いびきをかかない方法(紹介)

いびきの原因でも何度か紹介しましたが、いびきの原因として「胃食道逆流症」を疑った場合に、いろいろなところでつじつまが合う点が多いということが分かりました。

私自身で試しているだけなので、データとしては乏しいのですが、ここ数日間の状況では、

1. 夕食を7時に済ませた後は、12時に就寝。
いびきは全くなし。
2.夕食を7時に済ませた後、12時に就寝。
いびきは全くなし。
3.夕食を7時に済ませた後、9時ごろにポップコーンを作って食べ、12時に就寝。
就寝直後および午前3時くらいに結構激しいいびきをかいている。
4.食事並びに飲酒を6時から9時過ぎまで。ただし食事は7時くらいまでで、その後は消化の良いものを少量つまむ程度。12時に就寝。
いびきは全くなし。ただし睡眠は浅く寝がえりを何度もうつ。
5.夕食を7時に済ませた後、少量の乾きものをつまみながら飲酒11時くらいまで。12時に就寝。
午前3時くらいに激しくないいびき。

ここまでのところ
アルコールは胃で吸収されるのが早いので、胃の中に何もない状況であれば、たとえ飲酒していてもいびきをかいていないことが分かりました。まだいろいろ試してみようと思います。
ただ、私自身はこれまで結構激しいいびきをかいていて、嫁さんに怒られていたのですが、口呼吸でもないし、肥満というわけでもありません。
肥満の方に、ぜひ試していただきたいと思います。

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)

「いびき」を調べると、切っても切れない関係として睡眠時無呼吸症候群が出てきます。「いびき」についてもなぜ「いびき」をかくのかが、なかなかわからないのですが、睡眠時無呼吸症候群もなかなか手繰る糸口さえ見つけられない状況です。

そんな中、医学博士新谷弘実の著書「病気にならない生き方」に紹介されている内容で、

これには説得力があります。睡眠時無呼吸になる仕組みが説明されているからです。

この説に沿った形でのエビデンスがないかと探していた時に見つかったのが、碧南市民病院の岩田義弘氏ら8人の「胃食道逆流症 (GERD) と睡眠障害:ランソプラゾール内服と睡眠内容の検討」(第8回食道逆流症(GERD)と咽喉頭疾患研究会にて報告、収録刊行物「耳鼻と臨床 52(2)、145-151、2006」です。

胃食道逆流症患者の約10%に睡眠時無呼吸症候群(SAS)があり、SASの患者の54%~76%が、胃食道逆流症 (GERD)を合併していることが分かっているので、GERDを抑えるとSASに影響があるかを調べてみた。
胸やけや睡眠障害のない正常男性5人に、胃酸を抑える薬を服用して経過を見たところ、睡眠時無呼吸低呼吸指数AHIが、内服前平均11.4に対し、内服後3.1と減少が認められた。これは閉塞性成分が、内服前平均8.4から内服後3.0。中枢性成分が内服前平均3.0から内服後2.3と、減少した。薬の服用との機序は不明であるが、最大呼気抵抗、最大吸気抵抗とも5名中4名に減少がみられたが、1名は増大した。しかしながら増大した1名もAHIは減少しており、鼻腔抵抗の減少がAHIの減少のすべての要因ではない。
ファイバースコープ観察により、咽頭粘膜の色調変化が見られたことから、胃酸逆流の症状が疑われるが、自覚症状はもともとなかった。
これらを総合的に判断し、薬の服用により、胃酸の逆流が減少した結果、無自覚であったが胃酸逆流により起こっていた気道狭窄を抑え、無呼吸の症状が減少したということが言える。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibi1954/52/2/52_145/_article/-char/ja/

概略として上記のような結果となっております。

一つ驚いたのは、まったくの正常であっても、睡眠時無呼吸低呼吸指数AHIが平均11.4もあるということ。CPAPって20以上で保険適用ですから、その差なんてあんまりないのだなと思います。

睡眠学会的には、無呼吸の陰圧によって、胃酸が食道に逆流すると説明されていますが、いろいろと説明がつきづらいと思います。
まず無呼吸の原因として気道が舌の根が重力で落ち込む等、物理的な作用により狭窄するという説明。本当にそうなら、たぶん無呼吸で死人がたくさん出ます。重度の無呼吸症の人でも無呼吸が原因で窒息死することがないのは、自身でコントロールしているからで、風呂場で失神しているのとは違うわけです。

また、無呼吸の陰圧で、胃酸が逆流するようなことが起これば、無呼吸で寝ているときに、いきなり胃液吐いて飛び起きるようなことがおこるはずですが、そんな話は聞いたことがありません。

統計数字の使い方ではよくある話ですが、原因と結果を逆に持ってきてもつじつまが合う話というのはよくあります。無呼吸症候群と、胃食道逆流症、逆流性肺炎、肥満。どれもが関連があるものですから、例えば無呼吸症候群の治療としてCPAP治療を行うと、結果として胃食道逆流症にも効果があったと結論付けたとしても、CPAP治療は、肥満治療や生活習慣改善も同時にやって初めて効果が得られることもデータとしてあるので、ほかの効果が出ただけなのかもしれません。

あくまでも仮説ですが、だけで、無呼吸症候群、胃食道逆流症、逆流性肺炎、肥満すべてに効果があることが分かっているのですから、試してみてもいいかもしれません。

ちなみに私自身、「いびき」が改善されているようです。(スマホアプリでは・・)

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いびきの治療

風邪をひいた時にどうしますか?

昔は、医者に行っても解熱剤や抗生物質を処方して治そうという風潮が強かったと思いますが、現在はむしろ解熱剤は勧められないし、抗生物質は必要のある症状(細菌感染の併発がみられる場合)がなければ処方しない場合が多いようです。

理由は、風邪による発熱は免疫反応であり、むやみに解熱剤を使うとかえって症状が長引たり、脳炎などの副作用を起こすことがあるということが、わかってきたからです。

また、一般的な風邪はほとんどがウィルス性のもので、インフルエンザウィルスなど一部のウィルス以外にはワクチンは効かないことが分かっているからです。

そう、昔から風邪の薬を発明出来たら、ノーベル賞がもらえると言われていたように、風邪を治す薬はありません。

では、以前はそれが分からなかったのでしょうか?またテレビなどで盛んにコマーシャルを行っている風邪薬はいったい何でしょう?
よく聞くと、「風邪の症状を緩和する。」とはいっても、「風邪を治す。」とは言っていません。いわゆる対症療法というもので、「熱があるからつらい」「じゃあ熱を下げましょう」ということです。免疫力を弱めて発熱しないようにすることです。
でもコマーシャルを見た人は、風邪が治ると思いますよね。まさか、体が風邪を治そうとしている作用を弱めて、熱が出るという風邪の症状だけを弱めているとはあまり思わないわけです。

人間の体は医学が発達するはるか以前から、病気やケガを自然治癒してきました。様々な形質は長い時間をかけて遺伝的に獲得してきた機能を効率よく持っているのです。

ちょっと前まで体には有っても無くてもよい器官であり、病気をおこす原因となるので早めにとったほうがいいといわれていた扁桃腺や盲腸も、それまで知られていなかった機能が分かってきて、実は重要な器官であり、むやみにとってはいけないということが言われるようになってきました。

医療や医学が発達しても、人間の体というものは実はまだわかっていないことが多く、現代の生活に合わせると不具合と思うことが、実は大切な役目を持っていることが後になってわかってくるということは往々にしてあるのです。

熱を出して安静にしているだけで、多くの病気は自然に治るのです。会社や学校が休めないなんていうのは、人間の体を作ってきた長い歴史の中では、ほんの最近の些細な事情なのです。

ではここでやっと本題の「いびき」になります。

なぜ「いびき」をかくのかという質問に対しては、たいていは、寝ているときに筋肉が緩み、舌がのどの奥に下がっていき、気道を狭めているために、周辺の粘膜が振動する音という説明があります。
そこで「いびき」をかかないために、気道を広げるサプリや器具が登場するのです。

風邪をひいて熱が出るから熱を下げようというのと同じ理屈です。

風邪の場合は、免疫反応だからむやみに下げるのはよくないよと言われ始めていますが、「いびき」はどうでしょう。
免疫反応にあたる部分が分かっていません。気道が狭くなって音がするのは熱が出るというのと同じ理屈なのです。
確かに、肥満や鼻の病気などが「いびき」を誘発している事が経験上わかっていますので、ダイエットや鼻の治療を行うことは結果的に「いびき」を防止することにつながるとしても、必ずしもそうではない方法で「いびき」だけを止めることは、本来なぜ「いびき」をかいているのかの本質が分かっていないために、危険な発想だと思うのです。

実は脳に障害が起こると、「いびき」をかきます。脳梗塞や脳溢血などの脳の機能を奪う状態になったときに、大変大きな「いびき」をかくことが知られています。
一般的な見解を見ると、脳障害により筋肉が緩み気道をふさぐために「いびき」が出るのだということになりますが、逆はないでしょうか?脳に障害が起こったために、生存をかけて必死に「いびき」をかいている。ということは考えられないでしょうか?

実は私の父親は、50歳の時に脳溢血で倒れました。病院に運ばれたところに駆けつけたときには、ものすごい勢いで「いびき」をかいており、それはとても普段の「いびき」とは比較にならないものでした。
そして看護士が、父に声をかけると、体は寝た状態で「いびき」をかいているのだけれど、ひじから先の腕をあげ、手でOKのサインを出したのです。看護師も「この人意識はあるんだ」と言っていたのが非常に鮮明に記憶に残っています。
脳の障害によって出る「いびき」は、寝ているときの「いびき」以上に何かを必死に行っている可能性はないでしょうか?
また、寝ているときの「いびき」も、何かまだ解明されていない理由があってかいている可能性もあります。

そして、人体の形質は非常に効率よく作られていることが多く、ある一つの器官が、様々な機能を持っていることが多いのです。特に最近はストレスに対する反応やホルモンの作用など知られるようになればなるほど、人間の起こす反応に無駄や不要がないことが後からわかることも多いのです。

「いびき」は、確かにうるさいし、本人も周りも含めて寝不足が生じたり、近所迷惑な場合さえありますので、ダイエットをする飲酒を控えるなどの対策は必要かもしれませんが、体に負担をかけて本来かいている「いびき」をかけなくすることには、疑問が残るのです。

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