対症療法と原因療法

昨年の1月20日には、梅の花が咲き始めてました。関東は暖かいですからね。もうすぐ春ですね。

対症療法と原因療法
いびきや睡眠時無呼吸に対して、サプリやまくら等のツールについて、気道の拡張を促して、いびきを止めることを目指すものについては対症療法であって、根本の問題を解決しない方法は危険であると言い続けています。
それはいびきや無呼吸症が、いわゆる生活習慣病の症状ととらえられるからです。風邪の症状としての発熱に対して、解熱剤が対症療法として処方されれば、風邪そのものの直りを遅らせたり、風邪ではなくインフルエンザだったりした場合には、重篤な脳症を引き起こす危険が有ったりするわけですから、対症療法には問題があるよと言っているわけです。
ただし対症療法すべてを否定しているわけではありません。患者のQOLを改善し、病気に対して前向きになる気持ちを起こすために、病気の治療が長引く可能性がある事などのリスクを説明したうえで、対症療法的処理をすることはあっても良いと思いますし、結果的に自己免疫力による回復を行うのは患者自身であるので、その助けになる対処療法は否定するものではないのです。
むしろ原因療法の中には、その病気の原因を除去する結果になっても、そのほかの身体や精神に対して重篤な副反応を起こす場合もあるので、原因療法や根治療法と言われるものがすべて目指すべきものとも思っていません。
安眠家具SleepLaboは、いびきに対してはどちらかと言えば対症療法であると言えるでしょう。ただし体には影響がない方法ですので、療法とは言えませんが、同室パートナーに対しての安眠を促すという意味ではパートナー向けの療法かもしれません。
いびきや無呼吸に関しては、その原因としてなぜ気道狭窄が起こるのかが明確ではないのです。要するに狭窄を起こす物理的作用は徐々に解明されてきているので、それを抑えるようにしていびきが出ないようにしようという動きはあるのですが、いびきをかくことによる体の効果を止めることによるリスクが分かっていないのです。
生活習慣病の症状としてとらえ、生活習慣の改善によりいびきが出ないようにすることが、ある意味根治になるのでしょうが、そのような指導がされているとは思えません。
CPAPなどは、まさにその指導が肝になるのですが、ほとんど実施されていないのが実情のようです。

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