「睡眠時無呼吸症候群」カテゴリーアーカイブ

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

いびき改善のサプリやツールで、まともなエビデンスをもって販売しているものはどのくらいあるのでしょうか?ほとんどが勝手に作ったいびきの原因を勝手に抑えるというもので、どこにもその根拠となるものがないのがほとんどです。
しかも利用者の声があまりにも創作的。普通に考えて商品の文句を言うために声を上げる人がいるのは当たりまえですが、何の利益もないのに、商品をほめまくる人はそんなにいないでしょう。ほとんどがアフィリエイターと言われる広告屋などアルバイト的な文書にすぎません。
学会論文や実験結果数値などを正しく示して、なぜそれが効くのかどうしていびきが治められるのかを証明するべきだと思います。

***************************
「いびき」を調べると、切っても切れない関係として睡眠時無呼吸症候群が出てきます。「いびき」についてもなぜ「いびき」をかくのかが、特定しづらいのですが、睡眠時無呼吸症候群もなかなか手繰る糸口さえ見つけられない状況です。

そんな中、医学博士新谷弘実の著書「病気にならない生き方」に紹介されている内容で、胃食道逆流症の症状で肺炎を防止するために息を止めるのが無呼吸症候群。
これには説得力があります。睡眠時無呼吸になる仕組みが説明されているからです。

この説に沿った形でのエビデンスがないかと探していた時に見つかったのが、碧南市民病院の岩田義弘氏ら8人の「胃食道逆流症 (GERD) と睡眠障害:ランソプラゾール内服と睡眠内容の検討」(第8回食道逆流症(GERD)と咽喉頭疾患研究会にて報告、収録刊行物「耳鼻と臨床 52(2)、145-151、2006」です。

胃食道逆流症患者の約10%に睡眠時無呼吸症候群(SAS)があり、SASの患者の54%~76%が、胃食道逆流症 (GERD)を合併していることが分かっているので、GERDを抑えるとSASに影響があるかを調べてみた。
胸やけや睡眠障害のない正常男性5人に、胃酸を抑える薬を服用して経過を見たところ、睡眠時無呼吸低呼吸指数AHIが、内服前平均11.4に対し、内服後3.1と減少が認められた。これは閉塞性成分が、内服前平均8.4から内服後3.0。中枢性成分が内服前平均3.0から内服後2.3と、減少した。薬の服用との機序は不明であるが、最大呼気抵抗、最大吸気抵抗とも5名中4名に減少がみられたが、1名は増大した。しかしながら増大した1名もAHIは減少しており、鼻腔抵抗の減少がAHIの減少のすべての要因ではない。
ファイバースコープ観察により、咽頭粘膜の色調変化が見られたことから、胃酸逆流の症状が疑われるが、自覚症状はもともとなかった。
これらを総合的に判断し、薬の服用により、胃酸の逆流が減少した結果、無自覚であったが胃酸逆流により起こっていた気道狭窄を抑え、無呼吸の症状が減少したということが言える。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibi1954/52/2/52_145/_article/-char/ja/

概略として上記のような結果となっております。

一つ驚いたのは、まったくの正常であっても、睡眠時無呼吸低呼吸指数AHIが平均11.4もあるということ。CPAPって20以上で保険適用ですから、その差なんてあんまりないのだなと思います。

睡眠学会的には、無呼吸の陰圧によって、胃酸が食道に逆流すると説明されていますが、いろいろと説明がつきづらいと思います。
まず無呼吸の原因として気道が舌の根が重力で落ち込む等、物理的な作用により狭窄するという説明。本当にそうなら、たぶん無呼吸で死人がたくさん出ます。重度の無呼吸症の人でも無呼吸が原因で窒息死することがないのは、自身でコントロールしているからで、風呂場で失神しているのとは違うわけです。

また、無呼吸の陰圧で、胃酸が逆流するようなことが起これば、無呼吸で寝ているときに、いきなり胃液吐いて飛び起きるようなことがおこるはずですが、そんな話は聞いたことがありません。

統計数字の使い方ではよくある話ですが、原因と結果を逆に持ってきてもつじつまが合う話というのはよくあります。無呼吸症候群と、胃食道逆流症、逆流性肺炎、肥満。どれもが関連があるものですから、例えば無呼吸症候群の治療としてCPAP治療を行うと、結果として胃食道逆流症にも効果があったと結論付けたとしても、CPAP治療は、肥満治療や生活習慣改善も同時にやって初めて効果が得られることもデータとしてあるので、ほかの効果が出ただけなのかもしれません。

ストレス減で活力ある未来に貢献する、株式会社RUDDER。

特許出願済み。まぶしい!うるさい!寒い!を解消。安眠家具「Sleep Labo」国産家具の安心安全をお届けします。

うるさいいびき、止まらない、止められない。でも大丈夫。  いびきを解決する唯一の方法。

お求めのショップへは緑ボタンをクリック(BASE)
sleeplaborogobotan2

代金引換現金でのご購入は黄色ボタンをクリックsleeplaborogo%e4%bb%a3%e5%bc%95botan

いびきと無呼吸の原因と根治

9月の声を聴いたかと思ったら、もう稲刈りが始まっていました。何か空まで秋の空に見えてくる不思議。

「いびきと無呼吸の原因と根治」
一般に言われるいびきや無呼吸症候群の原因は、舌やのどの奥の肉のたるみが、重力で落ち込むということ。
だから、いびき解消には、横向きに寝るとか、マウスピースで顎を前に引っ張るとか、鼻の通りをよくして気道を作るとか、枕で喉の奥が塞がらないようにするとか言われます。

昔からいびきは太った人がかくイメージでした。だから何となくみんなそれで納得していたし、医者もそうだと思い込んでいたのでしょう。
だから無呼吸症候群の原因も、肉が重力で落ち込んで窒息するから止まると説明されています。

ところが、痩せている人もいびきをかく、女の人だってかく。横向きに寝ている人もかくし、口呼吸じゃない人もかくことがだんだんはっきりしてきました。

そのうち、無呼吸症候群にもいびきをかかない人も無呼吸になることが分かってきました。中枢性無呼吸症候群とされているものです。でも先天性の中枢性疾患がある人はこれまで世界中で1000例しか報告がない非常に珍しい疾患であるにもかかわらず、いびきをかかない無呼吸症候群は、無呼吸のうち5%程度誰でも起こしている数字の不思議があります。

中枢性睡眠時無呼吸症候群の機序解明に大きな進歩

そもそも無呼吸症候群が重力で窒息しているのだとすれば、何人も無呼吸からの窒息死を起こしても不思議ではない話ですが、そこはうまく呼吸が復活する仕組みを説明しています。しかしながらその説明もやはり無理があります。それに無呼吸症の人が気を失ったらすぐに窒息死してしまいます。相撲や柔道の試合や練習中に死者がたくさん出る話になってしまいますが、実際にはそんなことはなく、普通に自発呼吸ができています。

睡眠時無呼吸のメカニズム

いびきや無呼吸症候群の原因が別にあるのじゃないかと疑っているときに発見したのが、医学博士の新谷弘実の著書「病気にならない生き方」の中でも紹介されているものでした。胃食道逆流症による胃の内容物が肺に入ることを防ぐために、気道が狭小化するためにいびきがでたり、無呼吸症候群となったりするというものです。
根本の原因が違っていれば、横向き寝とか、枕で効果が出ないことが分かります。因みに横向き寝は、右を下にするか左を下にするかで効果が違います。胃食道逆流症対策で言えば左が下なら効果があり、右が下では逆に症状が出やすくなります。

要するにいびきや無呼吸は、自発的な気道の狭小化によって起こっているということです。自発的に行っているわけですがら、死ぬまで息を止めてしまうようなことは起こらないわけです。
そして、胃食道逆流症をおこさない生活習慣を実践すれば、いびきや無呼吸症候群が改善されることになるのです。これが根治になるわけです。

ストレス減で活力ある未来に貢献する、株式会社RUDDER。

特許出願済み。まぶしい!うるさい!寒い!を解消。安眠家具「Sleep Labo」国産家具の安心安全をお届けします。

うるさいいびき、止まらない、止められない。でも大丈夫。  いびきを解決する唯一の方法。

お求めのショップへは緑ボタンをクリック
sleeplaborogobotan2

代金引換現金でのご購入は黄色ボタンをクリックsleeplaborogo%e4%bb%a3%e5%bc%95botan

(論文)中枢性睡眠時無呼吸症候群の機序解明に大きな進歩

中枢性睡眠時無呼吸症候群の機序解明に大きな進歩
という論文紹介の記事がありました。覚醒時にも呼吸障害が出ているので、中枢性無呼吸の機序と言えるのか疑問ですが、論文をご紹介いたします。

preBotC neuronを破壊すると中枢性無呼吸症候群に似た睡眠障害がみられる点は、研究で明らかになっているが、中枢性睡眠時無呼吸症候群患者のpreBotC neuronに障害がみられるのかどうかの記述がなく、ALS,PD,MSAでの睡眠中の突然死を関連付けることでCPAPの有効性を指摘することが非常に恣意的に感じられる報告であると思います。

さて、いびきを伴わない無呼吸ですが、胃食道逆流症からの無呼吸であれば普通にあります。胃食道逆流症で食道が絞められるに伴って気道が狭められる際に、一般的にいびきをかく体形でない方や、口呼吸でもなければいびきまで行かない場合があります。
鼻呼吸ですから鼻から息を吸い込みますが、吐き出すときは口から吐き出します。この時に胃食道逆流症による症状で食道が数秒間絞められると、口から息を吐きだした状態で、数秒呼吸が止まります。
次に通常なら鼻から息を吸うのですが、呼吸が止まっていた苦しさから、一気に吸おうとして口で一息グガッと吸い込み、その後鼻呼吸に移行します。
中枢性無呼吸症候群ですが、先天性の場合は、これまで世界中で1000例ほどしか事例がありません。非常に珍しい疾患です。
また本日紹介した実験による機序も、呼吸神経の損壊です。そんなに簡単に誰でも症状として現れるとは到底考えづらいと思います。
しかしながら、現在の検査でやると、睡眠時無呼吸の中に中枢性と言われるいびきを伴わない無呼吸が5%程度は誰にでも見られ、特に男性で60歳を超えると、その比率が多くなります。
単純に定年を迎えた男性の食事時間(生活習慣)が変わって、症状が緩和されているだけのような気がしますがいかがでしょうか?

http://blog.goo.ne.jp/pkcdelta/e/8441db0adfc7b59170d8e20ac77031c2

中枢性睡眠時無呼吸症候群の機序解明に大きな進歩
2005年08月11日 | 睡眠に伴う疾患
睡眠時無呼吸症候群は,上気道の閉塞により生じる閉塞型,呼吸調節をする脳幹領域の障害で生じる中枢型,および混合型に大別される.中枢型睡眠時無呼吸症候群(CSAS)の機序についてはよく分かっていなかったが,今回,その機序を解明する上で非常に重要な研究が報告された.
まず,呼吸中枢神経回路の中核をなすpreBotzinger complexと呼ばれる吻側部領域が腹外側延髄に存在する.この領域にはneurokinin 1 receptor(NK1R)を高発現するpreBotC neuronが一側で300個ほど存在すると言われる.これまでにratを用いた実験で,このpreBotC NK1R neuronを80%以上,障害させると,覚醒時において失調性呼吸パターンが出現することが分かっていた.今回,睡眠呼吸障害におけるpreBotC neuronの関与について詳細に検討された.
方法としては,簡単に言うとpreBotC neuronを選択的に障害する毒素を注入し,その後,ポリソムノグラフィー(PSG)を経時的に観察し,睡眠中および覚醒時の呼吸パターン,apnea(無呼吸),hypopnea(低呼吸;50%未満の呼吸flowの減少)の頻度,持続時間を経時的に観察している.具体的にはratに筋電図(横隔膜,腹,頚部)および脳波電極を植え込み,術後14日目にpreBotC NK1R neuronを選択的に傷害する毒素としてsubstance-p conjugated saporin(SP-SAP)を両側のpreBotzinger complexめがけて注入(対照としてとしてconjugateさせてないsubstance-p とsaporin混合物を使用).実際にNK1R抗体を用いた免疫染色にて,preBotC NK1R neuronの選択的な減少を確認している.
結果としては,対照では注入前との比較で,注入後に各睡眠パラメーターに有意差を認めなかったのに対し,SP-SAP注入群では注入後4日目の時点でREM期においてのみhypopnea およびapnea(中枢型)の頻度が有意に増加.注入後5-6日目ではこの傾向が顕著となり,Non-REM期でも対照と比べ,hypopnea およびapneaが軽度ながらも有意に増加した.覚醒時でも短時間のapneaが生じ始めた.7日目以降ではNon-REM期におけるhypopnea およびapnea(とくに持続時間より頻度)が顕著となり,睡眠の断片化と全睡眠時間の減少が生じた(データとしてはarousalの増加として観察される.つまりapneaに伴いStage-Wに入ってしまう).覚醒時でも呼吸パターンはさらに不規則化した.9-10日目で覚醒時の失調性呼吸が出現し,なかにはCheyne-Stokes呼吸パターンを呈するratも出現した.以上の結果は,中枢型無呼吸にpreBotC NK1R neuronが深く関与する可能性を示唆する.
ではなぜ先にREM期に変化が現れるのだろうか? たしかにヒトでも中枢性無呼吸はREM期に出現しやすい.REMではセロトニンやノルエピネフリン産生ニューロンは不活化傾向にあり,preBotC neuronはセロトニンやノルエピネフリンにより刺激を受けるため,REM期ではpreBotC neuronニューロン活動は減少する.よってREM期ではpreBotC neuronニューロンの変化が表出しやすいのではないかと著者らは考察している.
またこの結果から神経変性疾患における睡眠呼吸障害(SDB)におけるpreBotC NK1R neuronの関与を考える必要がクローズアップされる.ALS,PD,MSAでも睡眠中の突然死が生じることがあるが,PDでは60%程度,MSAでは89%ものNK1R neuronの減少が生じることがすでに報告されている.さらにMSAではセロトニン作動性ニューロンの減少も知られている.MSAの夜間突然死については,声帯外転麻痺による閉塞性の呼吸障害がその原因として考えられてきたが,preBotC neuronニューロンの減少が突然死に関与している可能性も十分に考えられる.こうなると気管切開をしても突然死は防げない(実際にこのような症例は存在する).むしろCPAP,BiPAPのほうが有効である可能性があり,呼吸障害パターンを判断した上で,適切な治療を選択を必要するがあるものと思われる.

Nat neurosci. published online 7 August, 2005

ストレス減で活力ある未来に貢献する、株式会社RUDDER。

特許出願済み。まぶしい!うるさい!寒い!を解消。安眠家具「Sleep Labo」国産家具の安心安全をお届けします。

うるさいいびき、止まらない、止められない。でも大丈夫。  いびきを解決する唯一の方法。

お求めのショップへは緑ボタンをクリック
sleeplaborogobotan2

代金引換現金でのご購入は黄色ボタンをクリックsleeplaborogo%e4%bb%a3%e5%bc%95botan

(論文)胃食道逆流症(GERD)と睡眠障害

胃食道逆流症(GERD)と睡眠障害の論文です。これまで何回か説明文の中で一部の引用をさせていただいておりましたが、全体をご紹介させていただきます。
いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因として、ほぼ間違いのない結果ではないかと思うのですが、これまでの肉が多くて自然に喉が詰まる原因に比べて自然であると思えます。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibi1954/52/2/52_145/_pdf

耳鼻52:145~151,2006
原著

胃食道逆流症(GERD)と睡眠障害
―ランソプラゾール内服と睡眠内容の検討―

岩田義弘(1)・大山敏廣(2)・門山浩(3)
三村英也・小串善生・桜井一生
内藤健晴(4)・戸田均(5)

近年、胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease: GERD)と閉塞型睡眠時無呼吸(O-SAS)の関係が注目されている。咽喉頭異常感と睡眠障害のない正常男性5例にランソプラゾール15mg/day、7日間内服を行い、睡眠障害パラメーターの変化を検討した。epworth sleepiness scale(ESS)は全員スコアの減少を認めた。睡眠時無呼吸検査ではapnea-hypopnea index:AHIの減少を認めた。特に閉塞性無呼吸の減少と鼻腔抵抗の減少を示した。
咽頭食道は逆流胃酸等攻撃因子と唾液等中和する因子が拮抗していると考えられた。今回の検討は正常例において攻撃因子を減少し、中和などの防御因子を優位にした状態を作り出したと考えた。結果、正常例においても胃食道逆流は存在する可能性を示したと考えた。また、GERD治療を行うに当たり、攻撃と防御因子の双方を考え治療する必要性を感じた。

Key words:ランソプラゾール、正常成人、AHI、鼻腔通気度、睡眠障害

はじめに
閉塞型睡眠時無呼吸(O-SAS)の治療に伴い、胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD)の症状の減少を認める報告を日常臨床で経験したり、また同様の報告1)-4)をみる。GERDの症状好発臨床的背景と、睡眠時無呼吸を引き起こす臨床的背景が酷似しているため、両者の間には強い関連性が指摘されている。
では、GERD症状のない正常例では睡眠中の呼吸状態への影響はないのであろうか?症状を訴えない正常例と考えられる例にもある程度の頻度をもって胃酸逆流が存在するが、その影響は自覚しないだけではないかと考えた。
正常例に胃内容物の食道へ逆流が恒常的にあるのであれば、胃酸の気道への影響もあることも予想され、先の例と逆で睡眠への影響があるのではないかと疑った。これらを検討するに当たり、正常例においてどの程度逆流による影響があるか、またその結果見られる睡眠障害がどの程度隠れているのか明らかにする必要を感じた。
これらの疑問を明らかにするためPPI内服で胃酸の量を減少させ、逆流症状と睡眠への影響の測定を試みた。咽喉頭異常感と睡眠障害の訴えのない正常例にランソプラゾール15mg/day、7日間内服を行い、睡眠障害にかかわるパラメーターのその前後で行い、その変化を検討した。

対象と方法
対象:健康診断などで異常を指摘されていない成人男性で、咽喉頭異常感や自覚的な睡眠障害を有しない例で本検討に了解を得たボランティア5名(平均年齢32.6歳、24から46歳)について検討を行った。5名につては扁桃肥大や鼻中隔彎曲症やアレルギー性鼻炎など認めなかった。またbody-mass index BMIは平均24.5であった(表1)。
方法:被験者には検討の内容を説明し、ランソプラゾール15mgを一日1錠ずつ内服を7日間行ってもらった。その前後で以下の検査を行った。
GERDの症状や睡眠の自覚的状況をQUEST問診票5)とepworth sleepiness scale(ESS)6)を用いアンケート形式で行った。問診票の聴取には筆者が症状など直接説明しながら行った。また、器質的疾患の否定と咽頭所見の確認のため喉頭ファイバースコ― プを行った。睡眠障害の有無確認のため、チェスト社製携帯型睡眠時無呼吸検査装置Apuno V(R)を用い検査装置の指示書に従い装着、AHI、AHI with desaturationを測定した。測定結果は閉塞性成分と中枢性成分も抽出した。さらに、睡眠障害部位の検討に役立つよう鼻腔通気度をリオン社製通気度鼻腔検査装置にて測定した。

結果
協力いただいたボランティア男性5名の身長、体重は表1のとおりで平均のBMIは24-5であった。
アンケート結果を図1に示す。

QUESTの問診票では、内服前は平均0.4点であった。内服後では著明な変化無く平均0.0点となった。ESSでは内服前では内服前が平均8.6で内服後は6.6と減少を認めた(図2)。

睡眠検査では経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)は一晩の平均と最低酸素飽和度で検討を行った。内服前では平均96.3%から内服後96.3%と変化を認めなかった。最低酸素飽和度は平均86.0から内服後84.2と同様に大きな変化を認めなかった(図3)。

睡眠時無呼吸低呼吸指数AHIは内服前の平均11.4に対し内服後では3.1と減少を認めた(図4)。

AHIは閉塞性成分と中枢性成分と1時間当たりの回数で検討を行った。1時間当たり無呼吸低呼吸のうち閉塞性成分は内服前に平均8,4回であったが、内服後3.0回と減少した。中枢性成分は平均3.0回から2.3回と現象を示した。AHIwith desaturationは内服前3.1から内服後2.5とやや減少をした(図5)。
鼻腔通気度は両側の合成である最大呼気/吸気抵抗は内服前平均1.50/1.44(cm/L/sec)から内服後1.27/1.51(cm/L/sec)となった(図6)。
喉頭ファイバー所見では、鼻腔、咽頭に内服前後に著明な変化を見いだすことはできなかったが、下鼻甲介後端の色調の変化と両側披裂間部の粘膜の色調の変化を認めた。

考察
正常と思われる成人においても24時間pHモニタリングを行うと食道内のpHが減少する例が確認されている7)。しかしながらこれらの正常成人がGERD特有の症状を訴えるわけではない。今回検討を行った5名のボランティアにおいても同様で、QUESTの問診票では胃酸逆流の症状は認められなかった。胸部や咽頭の不快感のない5名のボランティアではランソプラゾールの内服前後で行ったESSアンケートで睡眠の自覚的改善を4名自覚しており、内服前後で点数は有意に減少を示していた。GERD症状のない成人例において、PPI内服は、何らかの形で睡眠へ影響していると考えられた。では、どこが睡眠として良いと思われる変化を来したか。

SpO2は1回の測定の平均SpO2と一回の測定の最低SpO2とも大きな変化を示さなかった。しかしながらAHIはいずれの例でもPPI内服に伴い減少を来し、睡眠中の無呼吸および低呼吸が減少したことを確認した。特にAHI減少のうち、中枢性無呼吸低呼吸の減少より、閉塞性無呼吸低呼吸の減少が著しいことも今回確認できた。睡眠時無呼吸の検査においてファーストナイト効果8)と呼ばれる「検査の慣れ」現象が見られ、これによりAHIの現象が指摘されている。が、今回は中枢性の無呼吸成分の減少が示されている。検討において短期間の検討であったが、「検査の慣れ」については考慮しなくてよいと判断した。その上で、ランソプラゾール内服のこのボランティア群は閉塞性無呼吸低呼吸成分の減少がAHI全体の減少を来し、その結果ESSスコアの減少に影響したと考
えられた。
鼻腔通気度検査では1名を除き最大呼気/吸気鼻腔抵抗は減少が見られた。BMIと鼻腔通気度の関係において有意な相関関係は認められていない9)。機序は不明であるが、ランソプラゾール内服により鼻腔粘膜の容積に変化が生じ鼻腔通気度に影響を与えたものと考える。内服後、鼻腔通気度の値が上昇している1名においてもAHIの減少が見られ、鼻腔抵抗の減少がAHIの減少のすべての要因ではないことが示唆された。
喉頭ファイバースコープの観察から、喉頭披裂間部の粘膜の色調の変化からも喉頭粘膜の変化の存在が疑われた。これらの所見10)も胃酸逆流の症状が疑われる。この事実からも逆流した胃分泌液は何らかの形で喉頭や咽頭、鼻腔粘膜に影響を与えていると考える。
ランソプラゾール内服を行ったこのボランティア群ではこの胃酸分泌物減少による鼻咽喉頭への影響を軽減させその結果、気道抵抗全体を減弱させ、AHIの減少からESSの減少につながったと考えられた。
症例1、3と年齢の進んだ二人がAHIの変化が大きかった。この2例はともに検診胃内視鏡で異常は指摘されていなかった。内視鏡的異常所見を認めない狭義の症候性GERD症例(s-GERD)においてpHモニタリングでも異常を認めない症例も多く、酸分泌抑制剤で治療効果が低いことが報告されている2)。また、これらは健常人とオー
バーラップすることが知られている11)。また、後の聞き取りからs-GERDの影響の一つである心理150 耳鼻と臨床 52巻2号的ストレス12)は他の3名とも特に自覚はなく、これらの影響は少ないと考えられた。
老人性の口腔内乾燥症13)や糖尿病に伴う唾液の減少が見られる病態において胃酸逆流に対する防御機構の減少がGERD症状の増悪因子として指摘されている14)。
唾液分泌能力は年齢などに影響されると考えられが、喫煙や口腔内乾燥の自覚はなかった。これらこの2症例はs-GERDに近い状態であることが疑われ胃酸逆流の影響を受けやすいことが考えられた。
健常成人においても潜在的に胃酸逆流が存在していても、胃酸そのものを中和する機構(唾液分泌など)が十分機能していれば症状として表れてこないことが考えられる。
ボランティア群はいずれも、咽喉頭の違和感や逆流に伴う胸部症状の自覚のない集団であった。胃酸分泌の抑制を行いその結果、睡眠等に影響が見られたことから、逆流した胃酸の中和などにより症状を抑制する能力が相対的に強く働いていた結果、普段からGERD症状の訴えがなかったと考えられる。
今回の検討は正常成人において潜在的に逆流した胃分泌物よりも、その中和機構が優位になった状態を作り出したと考えられる。その結果、上部気道に作用する要因が減少し、気道の狭窄にかかわるパラメ-タ― を中心に睡眠の質に影響を与えたものと考えられた。下部食道括約筋の機能障害がGERDの症状発現には重要な因子であることは間違いないと考えるが、症状の抑制因子としての口腔咽頭機能の存在を改めて認識する結果となった。このことはGERD症状の診断・治療において、攻撃因子である胃分泌物の逆流と、症状の抑制因子である唾液分泌などの双方を考慮に入れていく必要があると考えた。

本稿の内容は第8回食道逆流症(GERD)と咽喉頭疾患研究会にて報告した。
本検討を行うに当たり、ご協力いただいた当院検査部生理検査部門の協力に感謝します。

文献
1) Demeter P et al:Correlation between severityof endoscopic findings and apnea-hypopneaindex in patients with gastroesophageal refluxdisease and obstructive sleep apnea.World J Gastroenterol 11 : 839-841, 2005.
2) Fass R et al : Nonerosive reflux disease-Currentconcepts and dilemmas-. Am J Gastroenterol96 : 303-314, 2001.
3) Gislason T et al : Respiratory symptoms andnocturnal gastroesophageal reflux-A population-based study of young adults inthree European countries-. Chest 121 : 158-163, 2002.
4) Ing AJ et al : Obstructive sleep apnea andgastroesophageal reflux. Am J Med 108(Suppl 4 a) : S120- S125, 2000.
5) 永野公一他: GERDの診断に関する研究-上部消化管症状を訴える患者におけるアンケート(QUEST)による検討-. 新薬と臨47: 841-851, 1998.
6) Johns MW : A new method for measuringdaytime sleepiness-The epworth sleepinessscale-. Sleep 14 : 540-545, 1991.
7) 林良紀他: 健常者、逆流性食道炎患者の胃食道逆流のメカニズム. Therapeutic Research 24:800-804, 2003.
8) 川名ふさ江: 睡眠時無呼吸症候群-睡眠時無呼吸症候群の検査法終夜睡眠ポリグラフィー、その他-. Medical Technology 33: 468-474, 2005.
9) 樋上茂他: 睡眠時無呼吸症候群患者における睡眠前後の鼻腔抵抗について. 日鼻誌43: 331, 2004.
10) 渡嘉敷亮二他: 逆流性食道炎症例にみられた耳鼻咽喉科領域の症状. 日気食会報53: 337-342, 2002.
11) Masclee AA et al : Ambulatory 24-hour pHmetryin the diagnosis of gastroesophagealreflux disease. Determination of criteriaand relation to endoscopy. Scand J Gastroenterol25 : 225-230, 1990.
12) 秋山純一他: 症候性GERDの病態と治療-症候性GERDにおける病態因子-. 消化器科40: 236-243, 2005.
13) 中田裕久: 日常診療で診るGERD(胃食道逆流症)-特殊な例のGERD高齢者のGERD-.Medicina 42: 111-113, 2005.
14) 松井秀隆他: 日常診療で診るGERD(胃食道逆流症)-GERDを起こす病態糖尿病とGERD-.Medicina 42: 96-98, 2005.
(受付2005年10月24日)

Relationship between gastroesophageal reflux disease andsleep disorder : An examination of sleep after the oral administrationof lansoprazole
Yoshihiro IWATA(1), Toshihiro OYAMA(2), Hiroshi KADOYAMA(3), Hideya MIMURA,Yoshio OGUSHI, ISShO SAKURAI, Kensei NAITO(4) and Hitoshi TODA(5)
Recent studies have reported a relationship between gastroesophageal reflux disease (GERD)and obstructive sleep apnea syndrome (O-SAS). We orally administered 15mg/day of lansoprazoleto 5 healthy males without pharyngeal/laryngeal discomfort and sleep disorder for 7 days and thisinvestigated the changes in the parameters of sleep disorder. The epworth sleepiness scale (ESS)scores decreased in all 5 males. A sleep apnea test showed a marked decrease in the apnea-hypopneaindex (AHD. In particular, the frequency of obstructive apnea and nasal resistance decreased. Inthe pharyngeal esophagus, attack factors such as the reflux of gastric acid may antagonize neutralizingfactors such as saliva. In this study, the attack factors including neutralization were enhancedin these healthy adults. The above findings suggest that GERD occurs in healthy adults. In treatingGERD, both attack and preventive factors should be carefully considered.
(1)碧南市民病院診療部耳鼻咽喉科
Department of Otolaryngology, Hekinan Municipal Hospital, Hekinan 447-0084, Japan
(2)大同病院耳鼻咽喉科
Department of Otolaryngology, Daido Hospital, Nagoya 457-8511, Japan
(3) 門山医院
Kadoyama Clinic, Fujisawa 251-0872, Japan
(4)藤田保健衛生大学医学部耳鼻咽喉科学教室
Department of Otolaryngology, School of Medicine, Fujita Health University, Toyoake 470-1192,Japan
(5)耳鼻咽喉科武豊醫院
Department of Otolaryngology, Taketoyo Clinic, Chita 470-2380, Japan

ストレス減で活力ある未来に貢献する、株式会社RUDDER。

特許出願済み。まぶしい!うるさい!寒い!を解消。安眠家具「Sleep Labo」国産家具の安心安全をお届けします。

うるさいいびき、止まらない、止められない。でも大丈夫。  いびきを解決する唯一の方法。

お求めのショップへは緑ボタンをクリック
sleeplaborogobotan2

代金引換現金でのご購入は黄色ボタンをクリックsleeplaborogo%e4%bb%a3%e5%bc%95botan

(論文)睡眠時無呼吸で窒息しない仕組み

私自身は、睡眠時無呼吸の原因が睡眠時の脱力による物理的な閉塞であれば、重症の無呼吸患者が気絶したら、そのまま窒息する事件が多発するだろうと思うので、基本的に単なる脱力による閉塞ではないと考えております。
この論文では、閉塞は簡単に物理的に起こるが、拡張する筋力が様々な要因で発生するため、窒息死に至らないとしています。

睡眠時無呼吸症候群について、気道閉塞が起こるメカニズムと、閉塞したまま窒息死しないメカニズムの考察
「赤星俊樹,赤柴恒人,植松昭仁,岡本直樹,権 寧博,細川芳文,内山 真,橋本 修
特集「睡眠障害をめぐって」睡眠呼吸障害:閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群(OSAHS)における上気道閉塞発症のメカニズム
日大医学雑誌 2010; 69(1): 17-22.」https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/69/1/69_1_17/_pdf

学会発表2010年のⅣ. 総説,解説。原文はURLで確認してください。ここでは概要としてご紹介いたします。

1. 上気道の開存性
『上気道の閉塞原因は吸気時に横隔膜により発生する陰圧であり、拡張原因は上気道拡張筋群による筋活動である。』
要するに息を吸おうとして力を入れたら、喉が狭まっていたところがくっついちゃってしまっちゃうよ。でも、息吸うと肺が大きくなるから、それに気管が引っ張られて開くよ。って言ってます。

2. 咽頭気道の閉塞因子
『非肥満健常人に比べ、OSAHS患者は咽頭気道周囲組織の軟部組織量が相対的に多いため、筋弛緩剤を用いる状態で陰圧にすると、咽頭気道が閉塞する。組織の増加は肥満や顎顔面形態の異常でも認められる。そのほかにも気道断面積に影響を与える因子はいくつかあるが、最も重要な因子は体位である。』
要するに無呼吸症候群の人はそうでない人に比べて、気道周辺の軟部組織が多いので簡単にふさがっちゃうし、体位でも影響受けちゃうよということ。

3. 咽頭気道の拡張因子
『咽頭気道拡張筋群は約20対以上存在し、咽頭気道の閉塞要因に対して拮抗する作用を示す。咽頭気道拡張筋群の活動には、気道内の陰圧に対する機械受容体刺激による反射神経によるもの、呼吸中枢からの出力によるもの、覚醒の程度によるニューロン群による興奮刺激の3つの神経入力により、筋活動が調整されている。
入眠により、陰圧反射は、non-REM睡眠で低下し、さらにREM睡眠で低下する。ニューロン群の刺激も覚醒時に比べ低下し、呼吸中枢からの神経入力は同等かわずかに減弱していることが推測され、結果として睡眠による生理的な変化により、咽頭気道は覚醒時に比べ易閉塞性となる。
肺容量も睡眠により低下し、張力減弱が起こる。』
起きてるときは、閉まろうとする喉の組織を広げようとする筋肉がうまく調節しているけれど、寝ちゃうと調節が緩んで閉塞しやすくなるってこと。筋肉を広げるための3つの方法があるよ。それと、引っ張る肺の容量も小さくなっちゃいます。

4. 咽頭気道と換気調節の安定性
『換気調節の安定性は咽頭気道の開存性において重要であり、この不安定さが咽頭気道閉塞にどの程度関与するのか、今後の研究成果が待たれる』
上手く呼吸ができないと、それが原因で呼吸中枢が上手く働かなくなるから、さらに調節が出来辛くなる可能性が高いんじゃないかなってこと。

5. OSAHSにおける咽頭気道閉塞の発症機序
『このように、覚醒時のOSAHS患者で観察された神経筋代償機構は睡眠により失われ、肺容量の低下もあり、咽頭気道はさらに易閉塞性となる。こうして睡眠中に部分的あるいは完全に上気道は閉塞し、低呼吸や無呼吸が観察される。気道閉塞の解除に覚醒反応を要することが多いが、周期的な覚醒→入眠→呼吸イベント→覚醒のサイクルが終夜にわたり繰り返し観察される。
しかしながら、OSAHS患者といえども正常な換気が維持される睡眠が少なからず確認される。その多くは安定したnon-REM睡眠である。この間は気道の開存に十分必要とされる筋活動レベルへと戻り、安定した睡眠と正常呼吸が得られる。
入眠から安定したnon-REM睡眠に移行するまで、覚醒を伴わないある程度の長さの睡眠が必要であり、覚醒閾値の患者間での相違がOSAHSの進展と重症度に影響を与えている可能性が示唆されている。』
無呼吸症候群の人もnon-REM睡眠の時は覚醒時と同じように呼吸ができているようです。non-REM睡眠ですから、脳は眠っているけど体は起きている状態ってことですね。REM睡眠の時は脳は活動しているけれど体は休んでいるときなので、この時いろんな要因で気道がふさがって無呼吸になるんですが、ある程度覚醒しないと呼吸が復活しない。喉の組織が緩くいっぱいある人はよりふさがりやすく、覚醒の頻度が高いけど、ふさがり辛い人は覚醒の頻度が低い。ある程度覚醒しないで睡眠が続くと安定したnon-REM睡眠になって、呼吸も安定するので、患者による差が大きいようです。

さて、この論文は2010年に発表されていて、気道組織の異常が無呼吸症候群になるかそうでないかを左右するようになっていますが、最近は身体的な特徴はかならずしもあてはまらないことが多いと言われています。
正常と言われている人も、1時間に5回程度の無呼吸が発生しているわけですから、身体的な特徴よりも20対ある拡張筋の働き方がどう影響しているのかを詳細に調べる必要があると思います。
要するに無呼吸症状が出る状態とはどういう状態であるのか、もっと言えばいびきをかくのはどういう状態なのか、身体的な特徴ではない影響が分かれば、対処方法、根治方法が分かるのではないでしょうか。
身体的な特徴は、原因からの帰結のように思えます。

また、よく言われる重力の影響による落ち込み説も、宇宙ステーションでもいびきは観測されますし、重力の影響であるから横向き寝ならいびきをかかないという説も、実際に横向きでいびきがうるさい人はいくらでもいるため、定説的な内容は覆されています。

ストレス減で活力ある未来に貢献する、株式会社RUDDER。

特許出願済み。まぶしい!うるさい!寒い!を解消。安眠家具「Sleep Labo」国産家具の安心安全をお届けします。

うるさいいびき、止まらない、止められない。でも大丈夫。  いびきを解決する唯一の方法。

お求めのショップへは緑ボタンをクリック
sleeplaborogobotan2

代金引換現金でのご購入は黄色ボタンをクリックsleeplaborogo%e4%bb%a3%e5%bc%95botan

睡眠時無呼吸症候群の騒ぎすぎ

いびきと切っても切り離せないのが、睡眠時無呼吸症候群。睡眠中に呼吸が止まる病気です。
最近はネット上でも、心臓病や動脈硬化、突然死の原因だと煽っています。怖いですね。
その為、ネット上の相談掲示板などでは、旦那や彼氏のいびきがうるさいとか、息が止まっているけど大丈夫かという相談がたくさん寄せられています。
睡眠時無呼吸症候群の一番の自覚症状は昼間の眠気なのですが、広間の眠気がないにもかかわらず、最近寝ていて急に苦しくて目が覚めることがあるので、無呼吸症候群でしょうかとか。
それに対する回答も、いびきがうるさいのは無呼吸だ!とか、すぐ病院に行かないと死んじゃう!とか、物騒なのが多いです。
無呼吸はCPAPだという意見も非常に多い。

しかし、睡眠時無呼吸というのは割と誰でもあるということが知られていないだけで、いびきをかいていなくても無呼吸はあります。いびきをかいていないので無呼吸になっていることが分かり辛いだけです。

1時間に5回以下の無呼吸は、病気と判断されないので医療対象になっていません。保険対象になるには、1時間に20回程度の無呼吸で、一晩中そのたびに苦しくて目が覚めていたら、ほかの精神疾患になってしまいます。
もし、無呼吸がそれほど大きな疾患を引き起こすのであれば、もっとしっかり対処するべきでしょうが、そうはなっていません。それだけ問題がないということです。
メディアの行き過ぎが怖いんです。
実は睡眠時無呼吸を心配して、睡眠外来を受けたりしてしまうんです。そこで問題がなければ、安心してしまうのが怖いんです。
勝手に無呼吸を疑って、そうでなければ安全なんて誰も言えませんよね。
医者だって、無呼吸外来に来れば、無呼吸の診察をして何もなければOKと言ってしまいます。別の疾患の疑いかどうかは、聞かなきゃわからないですからね。

まず、睡眠時無呼吸症の自覚症状は、日中の激しい眠気などです。これは生活に支障が出ますので、対処する必要があります。
ただ昼寝ができる人にとっては何の支障もないという症状です。
あまり軽く考えてはいけませんが、日中の眠気で事故を起こすなどは、病気が原因と考えるより、そのような状態であるのに仕事なり車の運転なりを行っていることが問題なのです。

ストレス減で活力ある未来に貢献する、株式会社RUDDER。

特許出願済み。まぶしい!うるさい!寒い!を解消。安眠家具「Sleep Labo」国産家具の安心安全をお届けします。

うるさいいびき、止まらない、止められない。でも大丈夫。  いびきを解決する唯一の方法。

お求めのショップへは緑ボタンをクリック
sleeplaborogobotan2

代金引換現金でのご購入は黄色ボタンをクリックsleeplaborogo%e4%bb%a3%e5%bc%95botan

気道の狭小を解決

いびきも睡眠時無呼吸も気道の狭小化が原因で起こっています。
口呼吸かどうか、呼吸が強いかどうかは、音が出たときの大きさに影響を与えますが、実際にいびきをかくか、無呼吸症候群として、呼吸が止まるかどうかは、気道の狭小化が起こるかどうかが一番大きく影響しています。
なぜ気道が狭くなるのでしょう。原因は何でしょうか。
その原因を解決できれば、いびきや睡眠時無呼吸が解決できるのではないでしょうか。

色々と探しているときにある方法に出合います。

これには説得力がありました。しかも脳疾患で激しいいびきをかく理由も、脳疾患の時に嘔吐が伴うことと併せて考えれば説明がつきます。
さっそく自分で試してみました。
すると驚くほどぴたりといびきが止まります。びっくりしました。
何をやっても、止めることができなかったいびきが、たったこれだけのことで止まることに感動しました。

ストレス減で活力ある未来に貢献する、株式会社RUDDER。

特許出願済み。まぶしい!うるさい!寒い!を解消。安眠家具「Sleep Labo」国産家具の安心安全をお届けします。

うるさいいびき、止まらない、止められない。でも大丈夫。  いびきを解決する唯一の方法。

お求めのショップへは緑ボタンをクリック
sleeplaborogobotan2

代金引換現金でのご購入は黄色ボタンをクリックsleeplaborogo%e4%bb%a3%e5%bc%95botan

いびきと睡眠時無呼吸

日本の人口1億2千万人のうち、ほぼ毎日いびきをかいている人が2千万人と言われています。
男性では24%、ほぼ4人に1人。女性で10%の割合と言われています。計算するとちょっと合わないのは、成人とか年齢で区切ったときの割合かも知れません。
これが年々増えているそうです。
肥満といびきの関係は、経験的にも相関がみられると思われるでしょう。肥満の割合は、男性28.4%女性18.7%。男性は横ばい、女性はやや減少傾向のようです。
いびきの原因②の呼吸の強さの関係か、女性は肥満でも、男性に比べて呼吸があまり強くないため、いびき割合が若干低いようです。
さて、昔は「高いびきは熟睡の証拠」と言われていましたが、2012年の関越自動車道「高速ツアーバス事故」の運転手が、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」と診断された事件以来、睡眠時無呼吸症候群がセンセーショナルに取り上げられるようになりました。
睡眠時無呼吸症候群患者のうち、重症患者は、300万人と推定されており、毎日いびきをかいている方の15%にも上ります。
睡眠時無呼吸患者は必ずしもいびきをかいているわけではないですが、激しいいびきと睡眠時無呼吸症候群の関係が言われるようになり、その後はいびきをかくことが犯罪のような風潮さえ起こります。
毎日いびきをかいている人が2000万人ですから、普段はあまりかかないけれど、疲れていたり、飲酒後にいびきをかいて寝ることがある方を入れると、ほとんどの方はいびきをかきます。
また、睡眠時無呼吸症候群も、1時間に5回未満程度の呼吸が止まることであれば、実は誰でも起こしている事なのです。

実はいびきや睡眠時無呼吸は、誰でも普通に起こしている現象であり、それだけでは病気でも何でもないことです。
むしろ目に見える現象であるから、それを原因として見てしまいがちで、風邪をひいて熱が出れば、風邪を治すことが必要で熱を下げることが解決ではないということです。

いびきも睡眠時無呼吸も、気道が狭くなっておこっています。気道が狭くなる原因があるのです。気道が狭くなる原因を解決すれば、いびきも睡眠時無呼吸もほとんど解決することになるのです。

ストレス減で活力ある未来に貢献する、株式会社RUDDER。

特許出願済み。まぶしい!うるさい!寒い!を解消。安眠家具「Sleep Labo」国産家具の安心安全をお届けします。

うるさいいびき、止まらない、止められない。でも大丈夫。  いびきを解決する唯一の方法。

お求めのショップへは緑ボタンをクリック
sleeplaborogobotan2

代金引換現金でのご購入は黄色ボタンをクリックsleeplaborogo%e4%bb%a3%e5%bc%95botan

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と胃食道逆流症(GERD)といびき

睡眠時無呼吸症候群の合併症として胃食道逆流症は40%以上とも言われています。睡眠外来系の説明では、「無呼吸症候群で喉が閉じ、呼吸をしようとして食道内が陰圧になり、胃の内容物が食道に吸いあがるため、胃食道逆流症をおこす。」とされています。

一般的に陰圧になって吸いあがるとしたら、先に気道から空気が入ってくるほうが自然と思われます。胃の先は閉じているので、吸気の力ではなく腹圧で押し出すのであれば胃の内容物が上がってきます。陰圧で、片や外気に続いた気道であるのに対して、もう片方が胃で気圧的には閉鎖されている状態では、閉じた側の胃から中身を吸い上げるのは容易ではありません。

無呼吸症候群の原因である気道の狭小が、喉の周りの組織が物理的に閉じてしまうこととするならば、成り立つことですが、私自身は、睡眠時無呼吸の原因が睡眠時の脱力による物理的な閉塞であれば、重症の無呼吸患者が気絶したら、そのまま窒息する事件が多発するだろうと思うので、基本的に単なる脱力による閉塞ではないと考えております。

実際には物理的な窒息は起こりえません。体の反応として狭小化が起こっているので、陰圧ということもありません。

胃食道逆流症は胃の入り口の噴門のゆるみと、胃の内容物が体を横にするには多すぎること。脂肪分や着るもの等の腹圧が強いことが原因で起こっています。

碧南市民病院診療部耳鼻咽喉科の論文です。

****************************

―ランソプラゾール内服と睡眠内容の検討―

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibi1954/52/2/52_145/_pdf

今回の検討は正常成人において潜在的に逆流した胃分泌物よりも、その中和機構が優位になった状態を作り出したと考えられる。その結果、上部気道に作用する要因が減少し、気道の狭窄にかかわるパラメーター を中心に睡眠の質に影響を与えたものと考えられた。下部食道括約筋の機能障害がGERDの症状発現には重要な因子であることは間違いないと考えるが、症状の抑制因子としての口腔咽頭機能の存在を改めて認識する結果となった。

***************************

もちろん論文の中では、違う説明となっていますが、観察の結果は明らかに胃食道逆流症の治療が、睡眠時無呼吸症の症状を緩和しています。

胃食道逆流症を緩和すればいびきを緩和できる。いびきや睡眠時無呼吸症は、それ自体が病気なのではなく、風邪を引けば熱が出るのと同じ、胃食道逆流症による症状と見るほうが正しいものと考えています。

商品改定に伴う在庫限定値引き中。

安眠家具 Sleep Labo

定価 49,800円を 10,000円値引き。在庫30台限り39,800円(税込み42,984円)といたします。

ストレス減で活力ある未来に貢献する、株式会社RUDDER。

特許出願済み。まぶしい!うるさい!寒い!を解消。安眠家具「Sleep Labo」国産家具の安心安全をお届けします。

うるさいいびき、止まらない、止められない。でも大丈夫。  いびきを解決する唯一の方法。

お求めのショップへは緑ボタンをクリック
sleeplaborogobotan2

代金引換現金でのご購入は黄色ボタンをクリックsleeplaborogo%e4%bb%a3%e5%bc%95botan

 

睡眠時無呼吸症候群。

ゴールデンウィークが明けて、少し涼しいというか、日中でも肌寒いと感じるような日が続いています。
こういう時期って寝具を選ぶのも難しいですね。
少し前に結構暑い日が続いたので、毛布や冬の布団をしまったのですが、ちょっとだけ後悔しています。
朝方が少し寒くて目が覚めてしまうこともあるくらいです。

さて、いびきと切っても切り離せないのが、睡眠時無呼吸症候群。睡眠中に呼吸が止まる病気です。
最近はネット上でも、心臓病や動脈硬化、突然死の原因だと煽っています。怖いですね。
その為、ネット上の相談掲示板などでは、旦那や彼氏のいびきがうるさいとか、息が止まっているけど大丈夫かという相談がたくさん寄せられています。
それに対する回答も、いびきがうるさいのは無呼吸だ!とか、すぐ病院に行かないと死んじゃう!とか、物騒なのが多いです。

しかし、睡眠時無呼吸というのは割と誰でもあるということが知られていないだけで、いびきをかいていなくても無呼吸はあります。いびきをかいていないので無呼吸になっていることが分かり辛いだけです。

1時間に5回以下の無呼吸は、病気と判断されないので医療対象になっていません。もし、無呼吸がそれほど大きな疾患を引き起こすのであれば、もっとしっかり対処するべきでしょうが、そうはなっていません。それだけ問題がないということです。

まず、睡眠時無呼吸症の自覚症状は、日中の激しい眠気などです。これは生活に支障が出ますので、対処する必要があります。

ただ昼寝ができる人にとっては何の支障もないという症状です。

あまり軽く考えてはいけませんが、日中の眠気で事故を起こすなどは、病気が原因と考えるより、そのような状態であるのに仕事なり車の運転なりを行っていることが問題なのです。

商品改定に伴う在庫限定値引き。

安眠家具 Sleep Labo

定価 49,800円を 10,000円値引き。在庫30台限り39,800円(税込み42,984円)といたします。

ストレス減で活力ある未来に貢献する、株式会社RUDDER。

特許出願済み。まぶしい!うるさい!寒い!を解消。安眠家具「Sleep Labo」国産家具の安心安全をお届けします。

うるさいいびき、止まらない、止められない。でも大丈夫。  いびきを解決する唯一の方法。

お求めのショップへは緑ボタンをクリック
sleeplaborogobotan2

代金引換現金でのご購入は黄色ボタンをクリックsleeplaborogo%e4%bb%a3%e5%bc%95botan