自分のかくいびきを、家族から責められたり、心配されたりすることがきっかけとなりいびきの治療を考えるようになります。 ネット検索などで「いびき治療」を調べると様々な方法が出てきます。本当に効果があるのはどのような方法なのでしょうか? いびきの原因は様々ですが、昔はいびきなんてかいてなかったのに、最近うるさいって言われるな・・・という方。生活習慣病の症状としていびきをかいている可能性が高いです。 いびきの音の大きさは、①口呼吸+②呼吸の強さ+③組織の震えやすさ(喉の奥の狭さ)です。同じような生活でもいびきをかかない人は、口が開いてなければ音は聞こえ辛い+呼吸が弱ければ音が激しくならない+肥満がなく、アデノイド等で顎も小さくなく、ノドチンコも小さいと、寝息の少し大きいくらいで済む人がいます。 この辺は体質の違いもあります。 ① 口呼吸は、鼻呼吸運動やテーピングなどで癖をつけること。 ② 呼吸の速さは、疲れたり、暑すぎない様にすること。 ③ 組織の震えやすさの原因の一つは、気道の狭小化です。 音を消すだけなら、ツールやサプリでも効果があるかもしれません。またふるえる組織を手術で切ってしまえば、一時的には音が消えるか小さくすることができるかもしれません。これがネットで見つかる「いびき治療」です。あくまでも対症療法であり、根治ではありません。ほぼ確実に再発するでしょう。
結果 OSA イベントの際には従来報告されているように、 呼吸努力に伴い食道内圧が低下することが確認された。 EGJについては、 この食道内圧の低下に対応して逆に圧が上昇することが明らかになった(図1)。また、 OSA 患者で睡眠中に生じるGER の主要なメカニズムは健常人と同様に一過性下部食道括約部弛緩(TLESR)であった。なお、RE の有無に関係なく、 OSA 患者では睡眠中のTLESR が健常人に比べて有意に多く発生していた(p<0.05)。 しかし、 睡眠中のGER の頻度はRE を合併したOSA 患者は、 RE を合併していないOSA 患者や健常人に比べて有意に多かったものの(p<0.05、RE を合併していないOSA 患者と健常人では差が見られなかった。 OSA 患者でRE 合併の原因について検討すると、 RE を合併している患者では、 合併していない患者に比べてbody mass indexが高く、 睡眠深度が浅い傾向が見られた。