厚生労働省が、最新1週間に全国の5千か所の定点医療機関から報告された患者数が52.35人だったことを発表しました。
先週51.93人だった過去最多を更新したということです。
A型とB型が同時にはやっているという事なので、2回インフルエンザにかかる可能性も十分あるようです。
インフルエンザの予防には予防接種がありますが、厚生労働省も感染予防はできないと言ってます。65歳以上の高齢者には重症化防止の効果があると言っています。だったら若い人はほぼ関係ないということでしょうか?
厚生労働省インフルエンザQ&A
【インフルエンザワクチンの接種について】
Q.18: ワクチンの接種を受けたのに、インフルエンザにかかったことがあるのですが、ワクチンは効果があるのですか?
インフルエンザにかかる時はインフルエンザウイルスが口や鼻から体の中に入ってくることから始まります。体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。
ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が起こります。この状態を「発症」といいます。ワクチンには、この発症を抑える効果が一定程度認められています。
発症後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。これをインフルエンザの「重症化」といいます。特に基礎疾患のある方や御高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。ワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果です。
※平成11年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業「インフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者:神谷齊(国立療養所三重病院))」の報告では、65歳以上の老人福祉施設・病院に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。
以上のように、インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありませんが、ある程度の発病を阻止する効果があり、また、たとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。
ただし、この効果も100%ではないことに御留意ください。
インフルエンザ予防にはマスクや手洗いなどもありますが、風邪と同じくのどの粘膜に感染するウイルスに対抗するには、喉の乾燥を防止することが必要です。それも一番は寝ているときの乾燥防止です。環境が大切です。
【インフルエンザの予防・治療について】
Q.9: インフルエンザにかからないためにはどうすればよいですか?
4) 適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
喉の乾燥を予防するのにも、安眠家具が役に立ちます。人が呼吸で失う水分量は24時間で1リットルから1.5リットルと言われます。8時間睡眠としても300mlから500mlもの水分です。これをそのまま発散させるか、安眠家具内にとどめておくかで大きな違いが出るのです。
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