怖い?いびきと無呼吸

今年最初のタイタンビカスが咲きました。咲く一日前のつぼみはソフトクリームみたいです。これから毎日咲きます。

本日はいびきと無呼吸について。近ごろはやたらと危険視されている点が問題であると思います。必要以上に恐れるものではなく、正しい知識と対処法で生活習慣を改善する事が必要です。

いびきと睡眠時無呼吸

日本の人口1億2千万人のうち、ほぼ毎日いびきをかいている人が2千万人と言われています。

男性では24%、ほぼ4人に1人。女性で10%の割合と言われています。計算するとちょっと合わないのは、成人とか年齢で区切ったときの割合かも知れません。

これが年々増えているそうです。

肥満といびきの関係は、経験的にも相関がみられると思われるでしょう。肥満の割合は、男性28.4%女性18.7%。男性は横ばい、女性はやや減少傾向のようです。

いびきの原因の一つ「呼吸の強さ」の関係か、女性は肥満でも、男性に比べて呼吸があまり強くないため、いびき割合が若干低いようです。

さて、昔は「高いびきは熟睡の証拠」と言われていましたが、2012年の関越自動車道「高速ツアーバス事故」の運転手が、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」と診断された事件以来、睡眠時無呼吸症候群がセンセーショナルに取り上げられるようになりました。

睡眠時無呼吸症候群患者のうち、重症患者は、300万人と推定されており、毎日いびきをかいている方の15%にも上ります。

睡眠時無呼吸患者は必ずしもいびきをかいているわけではないですが、激しいいびきと睡眠時無呼吸症候群の関係が言われるようになり、その後はいびきをかくことが犯罪のような風潮さえ起こります。

毎日いびきをかいている人が2000万人ですから、普段はあまりかかないけれど、疲れていたり、飲酒後にいびきをかいて寝ることがある方を入れると、ほとんどの方はいびきをかきます。

また、睡眠時無呼吸症候群も、1時間に5回未満程度の呼吸が止まることであれば、実は誰でも起こしている事なのです。

実はいびきや睡眠時無呼吸は、誰でも普通に起こしている現象であり、それだけでは病気でも何でもないことです。

むしろ目に見える現象であるから、それを原因として見てしまいがちで、風邪をひいて熱が出れば、風邪を治すことが必要で熱を下げることが解決ではないということです。

いびきも睡眠時無呼吸も、気道が狭くなっておこっています。気道が狭くなる原因があるのです。気道が狭くなる原因を解決すれば、いびきも睡眠時無呼吸もほとんど解決することになるのです。

その原因については、「イビキをかく原因」をご覧ください。

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