「精神科医の禅僧」が教える、心を休める方法

東洋経済オンラインで紹介された精神科医で禅僧という川野 泰周氏の記事で、“「精神科医の禅僧」が教える、心を休める方法“というものが、非常に的を得ていると思いましたので紹介させていただきます。
現代はこれまでの人間の歴史にとって、あまりにも体を酷使しない社会なのでしょう。バランスの崩れが精神に影響を及ぼし、精神の崩れがさらに体をむしばむのではないかと思います。

http://toyokeizai.net/articles/-/166007

川野 泰周 氏 :精神科・心療内科医/臨済宗建長寺派林香寺住職
神奈川県横浜市にある臨済宗建長寺派の禅宗寺院の一人息子として生まれ、医学部を卒業後、精神科医として診療に従事し、30歳になってから鎌倉の大本山建長寺専門道場(建長僧堂)へ入門。3年半の修行生活を経て、現在は横浜市の寺院で住職を務めていると同時に、都内や横浜市内のクリニックで精神科医としても診療に従事しています。

心と体の両面を休息させる方法
知ると役に立つ「4つのR」
(1) リラクゼーション(Relaxation)
人間の内臓はほとんどすべてが自律神経(交感神経と副交感神経)でコントロールされていますが、心をリラックスさせれば、このうち副交感神経を優位にすることで体の休息にもつながります。そのためには五感のすべてを用いて副交感神経への刺激を誘導することが大切です。
さまざまな医学研究でもその効果が証明されている、このマインドフルネスの基本系が「呼吸瞑想」で、誰でも今すぐに実践できるほどシンプルな方法です。「いすや床に背筋を軽く伸ばして楽に座り、目を閉じて(半眼でもよい)、ありのままの息の出入りを感じる」たったこれだけなのです。

(2) レスト(Rest)
体を直接休ませる「Rest」も重要です。マッサージやストレッチで直接コリや緊張をほぐす方法、鍼灸などで気血(きけつ)の流れを調整して疲れを取る方法、ヨガで体の内面から整える方法など、さまざまな取り組みが可能です。いずれも人類の歴史において大変古くから存在する健康法であり、時代を超えて受け継がれてきた理由は、体験していただいて初めて納得できるものがあります。

もっとシンプルに、「寝る」ということも休息の最大のテーマの1つです。近年では「睡眠医学」の進歩により、いかにして睡眠による心身の回復効果を引き出すかについて様々な新事実が判明しています。

「壊れた心が再び形を取り戻す」ための取り組み
(3) レクリエーション(Recreation)
レクリエーションという言葉は、「re:再び」と「create:創造する」から成り立っていることからもわかるように、「壊れた(疲れ果てた)心が再び形を取り戻す」ための取り組みを指します。
この「目的を手放した時に経験できる心の充足」こそが、禅の本質であり、その精神は茶道、華道、書道、武道などさまざまな日本古来の芸道の中に垣間見ることができます。
自分にとってのレクリエーションは何か? まずは1カ月にひとつでも体験してみて、それを見つけることの楽しみを享受してみるのも一興ではないでしょうか。

「アクティブレスト」の効能が大変注目されている
(4) リトリート(Retreat)
体を休ませる「Rest」だけが休息ではないことが、ここまでのお話でおわかりいただけたと思います。スポーツ科学の分野でも、動きながら体を回復する「アクティブレスト」の効能が大変注目されています。これを心と体の両面に応用したものが「リトリート」です。
今、日本では若い世代の「自己肯定感」が世界の中でも圧倒的に低いことが統計から明らかになっています。「自己(自己愛)との闘い」が、幸福に生きてゆけるか否かの最大のテーマと言えます。

自らの呼吸、姿勢、そしてさまざまな心のありようと向き合うことを、日々少しずつでも続けることで、やがて自己の存在に対して、たとえそれがどんな状態にあっても「優しく受け止めてあげる」という立場を取れるようになるのです。

成果主義に追われる現代人にこそ必要なこと
こうした心のありようを心理学の言葉で「セルフコンパッション(自己への慈悲)」と呼び、成果主義に追われる現代人にこそ必要であるとして、近年世界的に注目を集めています。

 

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