世界の市場調査機関のレポートによると、世界のいびき防止装置及びいびき手術市場は、2016年~2024年にかけ装置別、手術別でそれぞれ3.91%、3.3%で拡大すると予測されているそうです。金額としては、2015年は7億4470万米ドル(約820億円)から2020年には12億3260万米ドル(約1355億円)の規模と予測されています。
また、日本医療研究開発機構の調査による「いびき、睡眠時無呼吸の市場規模想定」では、
≪国内の市場規模算出≫
いびきの市場規模:いびき人口(日本)=16,589,300 人
このうち、50%が治療を望んでいると仮定すると、
いびきの市場規模:8,294,650 人(8,958 億円/年、9,000 円/月・人)
無呼吸症候群の市場規模:無呼吸症候群の人口(日本)=3,828,300 人
現状 CPAP 治療われている人は、約 40 万人(潜在的無呼吸患者の約 10%)と推定されて、毎年 10%増加が見込まれているが、治療継続率の低下や利便性の問題から、当社開発の医療機器での治療が50%見込まれる仮定すると、
無呼吸症候群の市場規模:1,914,150 人(2,067 億円/年、9,000 円/月・人)
≪海外の市場規模算出≫
いびきの市場規模:いびき人口(米国、欧州)=133,667,000 人
このうち、50%が治療を望んでいると仮定すると、
いびきの市場規模:66,833,000 人(72,179 億円/年、9,000 円/月・人)
無呼吸症候群の市場規模:無呼吸症候群の人口(米国、欧州)=52,249,000 人
CPAP 治療の治療継続率の低下や利便性の問題から、当社開発の医療機器での治療が 50%見込まれる仮定すると、
無呼吸症候群の市場規模:26,124,500 人(28,214 億円/年、9,000 円/月・人)
と想定されています。
すごい規模だと思うのですが、ほとんど対症療法のための費用で、根治的な対処はありません。正しく治療して減らしていくという想定ではなく、この規模が継続するという想定なのです。
商売としてはいいのかもしれませんが、医療としてはいかがなものでしょう?いびきも無呼吸も生活習慣によるところが原因となっているため、肥満などと同じで根治が難しいことはわかりますが、ちょっといい加減に感じてしまうのは私だけでしょうか?
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