胃食道逆流症

睡眠時無呼吸症候群の合併症として上げられる胃食道逆流症。
実際に合併する比率が非常に高いのですが、睡眠時無呼吸症候群も胃食道逆流症も、症状事態は割と誰にでもあり、程度の問題で病気とみなされるため、実際の合併率は非常に高いと思われます。
要するにどちらかが引き金になって、もう一方の症状が出ていると思うほうが正しいのではないかと思われます。

睡眠外来系の説明では、「無呼吸症候群で喉が閉じ、呼吸をしようとして食道内が陰圧になり、胃の内容物が食道に吸いあがるため、胃食道逆流症をおこす。」とされています。
一般的に陰圧になって吸いあがるとしたら、先に気道から空気が入ってくるほうが自然と思われます。胃の先は閉じているので、吸気の力ではなく腹圧で押し出すのであれば胃の内容物が上がってきます。陰圧で、片や外気に続いた気道であるのに対して、もう片方が胃で気圧的には閉鎖されている状態では、閉じた側の胃から中身を吸い上げるのは容易ではありません。

無呼吸症候群の原因である気道の狭小が、喉の周りの組織が物理的に閉じてしまうこととするならば、成り立つことですが、実際には物理的な窒息は起こりえません。体の反応として狭小化が起こっているので、陰圧ということもありません。
胃食道逆流症は胃の入り口の噴門のゆるみと、胃の内容物が体を横にするには多すぎること。脂肪分や着るもの等の腹圧が強いことが原因で起こっています。
軽いいびきや、無呼吸症候群の場合は、パジャマのズボンのゴムを緩めるとか、パジャマを着ないで寝るだけで軽くなる場合もあります。
もちろん胃の中に何もなければ起こらないので、食べてから寝るまで水も飲まず4時間以上開けることでいびきや無呼吸症もおさまります。

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