「睡眠時無呼吸」タグアーカイブ

sleep apnea syndrome
すいみんじむこきゅうしょうこうぐん【睡眠時無呼吸症候群】

睡眠時無呼吸症候群

「春眠暁を覚えず」なんて言葉は、若い人は全く聞いたことがないかもしれません。「春に三日の晴れなし」というのはニュースの天気予報では、たまに言うかもしれませんね。
この時期は気温差が激しく、自律神経のバランスを崩しやすくなります。交感神経と副交感神経の入れ替わりがスムーズにいかず、夜の睡眠がきちんととれなかったりして、ふんわり温かい昼間に睡魔に襲われてしまうことがありがちなのですね。

睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群について、気道閉塞が起こるメカニズムと、閉塞したまま窒息死しないメカニズムの考察が
「赤星俊樹,赤柴恒人,植松昭仁,岡本直樹,権 寧博,細川芳文,内山 真,橋本 修
特集「睡眠障害をめぐって」睡眠呼吸障害:閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群(OSAHS)における上気道閉塞発症のメカニズム
日大医学雑誌 2010; 69(1): 17-22.」https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/69/1/69_1_17/_pdf

学会発表2010年のⅣ. 総説,解説としてあったのを以前ご紹介しました。
https://rudder-coltd.jp/2016/12/24/osahs/

この論文では、閉塞は簡単に物理的に起こるが、拡張する筋力が様々な要因で発生するため、窒息死に至らないとしています。
実際に論文の中では、そのさまざまな要因による筋力の正体は不明のままでした。

私自身は、睡眠時無呼吸の原因が睡眠時の脱力による物理的な閉塞であれば、重症の無呼吸患者が気絶したら、そのまま窒息する事件が多発するだろうと思うので、基本的に単なる脱力による閉塞ではないと考えております。

この辺が解明されるのはまだかかりそうですが、生活習慣の改善により、胃食道逆流症が起こらない環境を作れば、睡眠時無呼吸症状が治まることも実験で分かっているのであるから、そこからのアプローチのほうがたぶん早く回答が出ると思います。

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胃食道逆流症(GERD)

いびきの原因を探るうちにたどり着いた答え。
寝ているうちに胃の中の物が逆流するのを防ぐために、食道や気道が狭まる。そのため呼吸するときに気道の周りの組織をふるわせるためにいびきとなってしまう。
この逆流現象を胃食道逆流症と言い、日本人であれば40%の人がかかっていると言われています。もう病気と呼んでいいのかと思われるレベルですよね。

よく言われるのは寝ると重みで舌の根元などが下がって気道が狭くなるというもの。睡眠時無呼吸症候群の原因もそうやって気道が狭くなるということです。しかし、それが本当の理由なら相撲取りや柔道の選手が、練習や試合で気を失うようなときに、窒息死事故が頻発します。実際には自発呼吸が普通にできています。

人間の体がいくら太ろうが、物理的な作用で息が止まってしまうような事態になるとは到底思えません。無呼吸になるには無呼吸になる体の作用があると思うのが普通だと思います。

しかも睡眠時無呼吸は、病気認定されるには1時間に20回程度以上息が止まる場合ですが、普通の人でも1時間に5回程度は息が止まっています。いびきをかかない人は音が静かなので息が止まっていることを観察されづらいだけです。
中枢型の無呼吸と言われる作用と、一般的な無呼吸が全く違う作用で起こっていると考えることに、違和感がないでしょうか。

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レム睡眠ノンレム睡眠といびき

以前ご紹介した日本大学医学部の論文で、閉塞性睡眠時無呼吸症候群のメカニズム。
この研究の調査で判明したことが、いびきや無呼吸の症状は、non-REM睡眠のステージ2,3,4では現れず、重症の睡眠時無呼吸患者でも、深いnon-REM睡眠時には静かな呼吸が確保されています。
ではいびきはどの状態でかくのか?無呼吸は?といえば、REM睡眠とnon-REM睡眠のステージ1となります。
一般の睡眠はnon-REM睡眠ステージ1から入り、徐々に2,3,4と深まり、入眠から90分でREM睡眠が20分ほど入りこれを繰り返します。また、目覚めに近いほどREM睡眠の時間が長くなります。
いびきをかく人は、寝入りばなにいびきをかき、睡眠が深まることで、いびきが消えます。そして入眠から90分弱程度でREM睡眠になり20分ほどのいびきタイムが始まるということです。

ところが、あまり激しいいびきや無呼吸では、深いステージに入れず覚醒してしまい、ステージ1か2とREM睡眠を繰り返します。
この状態になると、いびきや無呼吸で苦しいだけでなく、体や脳も休息が取れない状態となります。

ただ、いびきが激しい人も朝方になると、静かになっていきます。胃食道逆流症で胃の中のものが逆流することがいびきの原因であったものが、徐々に消化され胃の中のものがなくなるとともにいびきもおさまるということです。

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完全にいびきをコントロール

私は寝室を追い出されるほどの

いびきでしたが、

ある方法で

ピタリと止めることが

できました。

 

誰でもできる簡単な方法です。

 

いびきは何らかの原因で、睡眠時に気道が狭くなり、

喉の周りの組織を震わすことで音がでます。

その何らかの原因が、食べてすぐ寝ることで、

胃の中のものが逆流することを抑えるために

食道が狭小化して、

気道も狭まることにあります。

 

 

 

 

 

そんなの聞いたことない?

 

以下は著作や論文ですが、興味があればお読みください。

飛ばしてもかまいません。

 

医学博士新谷弘実の著書「病気にならない生き方」に紹介されている内容で、“寝る前に胃に物が入っていると、横になることでその内容物がのどまで上がってきてしまいます。すると体は、気管にその内容物が入らないように、気道を狭め、呼吸を止めてしまうのです。・・・寝る前にものを食べるという習慣が、睡眠時無呼吸症候群の発病と肥満の原因を同時に作り出しているということです。“

 

さらに、碧南市民病院の岩田義弘氏ら8人の「胃食道逆流症 (GERD) と睡眠障害:ランソプラゾール内服と睡眠内容の検討」(第8回食道逆流症(GERD)と咽喉頭疾患研究会にて報告、収録刊行物「耳鼻と臨床 522)、145-1512006」によると、薬の服用により、胃酸の逆流が減少した結果、無自覚であったが胃酸逆流により起こっていた気道狭窄を抑え、無呼吸の症状が減少したということが言える。

 

また、日本東洋医学雑誌 Vol. 44 (1993-1994) No. 1 P
31-35
 Copyright © 社団法人 日本東洋医学会 公開日2010/3/12

 

臨床経験  ”いびき”に対する柴胡桂枝湯の治療効果

 

Efficacy of Saikokeishi-to for Snoring竹迫賢一 日吉俊紀Kenichi TAKESAKO Toshiki HIYOSHI

 

「いびきに対する柴胡桂枝湯の検討により, 柴胡桂枝湯はいびきに有効な漢方薬の1つであることが明らかとなった。またこの方剤の特徴は, (1)効果発現に36日の日数経過を要する。(2)治療効果はいびきの音量の減弱であるが時にほぼ消失も見られる。(3)薬剤中止により24日でいびきの音量も元に戻ることである。」

 

ツムラ柴胡桂枝湯は、発熱汗出て、悪寒し、身体痛み、頭痛、吐き気のあるものの次の諸症//感冒・流感・肺炎・肺結核などの熱性疾患、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胆のう炎・胆石・肝機能障害・膵臓炎などの心下部緊張疼痛

 

と、裏付けもあります。

 

実際に私がいびきを止められたのは、

生活習慣を変えられたからです。

 

 

仕事で残業。帰って食事をとるのが10時くらいの生活では、

毎日激しくいびきをかいていました。

まして飲んで帰ってくれば、

おなか一杯の上アルコールで

胃は逆流しやすい状態で寝ていたわけです。

 

自宅で仕事ができるようになって、夜7時には夕飯が終わります。

このあと何も飲み食いしないだけで、

いびきがぴたりと止まりました。

 

それでも、寝る前にちょっとミカンを一個食べたり、

寝る直前に水を飲んだだけでも、

寝入りばなにいびきが出てしまいます。

 

もちろん以前は朝方までいびきが出ていました。

脂っこいものや、消化の悪いお肉などをいっぱい食べると

激しくいびきをかきます。

 

でも、8時以降飲み食いしなければ

お酒を飲んでいても、疲れていても

鼻炎でも、いびきをかきません。

 

完全にいびきを

コントロールできました。

 

これから先ずっといびきをかかなくて済むのか?

それは可能ですが、

たまにはお酒を飲んで遅く帰ってくることもあるし、

自宅の仕事でなくなれば、

また夕飯の時間が遅くなることもあるかもしれません。

 

 

生活習慣って簡単には変えられません。

 

いびきはコントロールできるけれど、

生活習慣のコントロールが難しいのです。

  

いびきで苦しめられるのは、いびきをかいている本人ではなく、周りの人。

 

本人は人に迷惑をかけている自覚さえない。よくありますね。

 

それに対する答えで一番多いのが、「口呼吸から鼻呼吸に変える」「横向きに寝る」。いびきの原因に起因しているのですが、いびきの原因が、舌やのどの周りの組織が寝ることで脱力し、気道をふさぐことでいびきになるということです。

 

上の図で言うと赤丸が塞がるのですが、これが塞がると、鼻呼吸であっても息ができません。舌が大きく沈むのであれば、横に寝ても変わりません。もちろんうつぶせに寝れば大丈夫でしょうが、舌が落ち込まないうつ伏せは、鼻を敷布団に押し付ける形のうつ伏せですね。別の意味で窒息しそうです。

 

もし本当に、重力で舌や首のまわりの組織が落ち込んで、気道をふさぐような事態があれば、そこらじゅうで窒息死が発生します。

 

いびきは体が食道を絞ることで、気道を絞るためにいびきになる自発的な作用です。不随意的な落ち込みではありません。ではなぜ体が食道を絞るかを解明すればいいだけです。

 

一番は胃食道逆流症を防ぐためです。食べたり飲んだりした後、胃に物が詰まっているときに横になれば、逆流します。それを防ぐのが胃の噴門ですが、この力が弱まれば逆流してしまいます。それを食道を絞ることで防いでいます。

 

胃の中が空っぽでも、ストレスや喫煙などで胃を痛めていると、その刺激でも胃や食道が収縮します。

 

肥満の人がいびきをかくイメージですが、肥満の原因といびきの原因が同じだから結果としてそうなるのです。肥満解消に食事制限をしたり、禁煙したりすることが結果的にいびきも低減するのです。ちょっと前に、カレーのにおいをかがせるといびきが収まるというのが流行りましたが、舌の落ち込みでは説明つきませんが、カレーの香りが食道や胃の蠕動を促すことで説明が付きますね。

 

 

いびきはコントロールできるけれど、

生活習慣のコントロールが難しいのです。

 

だったら、音をコントロールしましょう

防音効果のある器具で、

上半身だけその中に入れて寝れば

「いびき」の音は小さく

できるはずとかんがえました。

 

安眠家具SleepLaboが

いびきの問題を解決する唯一の方法

である理由をご覧ください。

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別居の前の安眠家具

いびきで悩んでいる方の話では、多くの場合、夫婦別室で寝ることとなり、それと同時にコミュニケーションも少なくなります。そのうち単なる同居人となってしまいます。完全に家庭内別居です。
いびきは単なるきっかけに過ぎないのですが、我慢を重ねたうえ、お互いの信頼関係や、愛情に亀裂が入り、とうとう別室になってしまうのです。
子供がいれば子供のことでは話をしますが、それ以外は共通の話題さえなくなります。
子供がいない夫婦の場合は、結婚生活そのものに疑問を感じるようになってしまいます。

たかがいびきでなぜそこまでなってしまうのでしょうか?それはいびきが、ほかのトラブルと大きく違う特殊性を持っているからだと思います。
いびきの特殊性
1. いびきをかく本人は、自分のいびきを知らない。
まず自分が悪いと思っていない。相手が大げさだと思う。いびきで自分が攻められることを不当だと思う。医者に行けと言われると切れる。

2. 睡眠妨害は、精神的にも肉体的にもダメージがたまりやすい。
最初はうるさいと思うが、気を使って言えない。それでも眠いので、言ってみるが、相手が改善する気を見せない。寝不足がたまると、かなりつらい。相手のいびきをかいて寝ている姿が憎らしく思えてくる。

もちろん、いびきで別室にすることで、お互いのストレスをためずにコミュニケーションがうまく取れる夫婦もいます。無理に我慢をせずに、早めに別室を決めた夫婦のほうが、愛情や信頼関係を傷つけずに、すんでいるのかもしれません。

もしいびきで悩んでいるのであれば、早く解決を図ることが、より良い結果となります。

いびきの解決は、生活習慣を改善して、いびきをかかなくするか、パートナーにストレスをかけないように、安眠家具SleepLaboを使うことです。

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うるさいいびきを止めたい

「旦那のいびきがうるさいので、止める方法を教えてください!」

いびきで苦しめられるのは、いびきをかいている本人ではなく、周りの人。

本人は人に迷惑をかけている自覚さえない。よくありますね。

それに対する答えで一番多いのが、「口呼吸から鼻呼吸に変える」「横向きに寝る」。いびきの原因に起因しているのですが、いびきの原因が、舌やのどの周りの組織が寝ることで脱力し、気道をふさぐことでいびきになるということです。

上の図で言うと赤丸が塞がるのですが、これが塞がると、鼻呼吸であっても息ができません。舌が大きく沈むのであれば、横に寝ても変わりません。もちろんうつぶせに寝れば大丈夫でしょうが、舌が落ち込まないうつ伏せは、鼻を敷布団に押し付ける形のうつ伏せですね。別の意味で窒息しそうです。

何度もかきましたが、重力で舌や首のまわりの組織が落ち込んで、気道をふさぐような事態があれば、そこらじゅうで窒息死が発生します。

いびきは体が食道を絞ることで、気道を絞るためにいびきになる自発的な作用です。不随意的な落ち込みではありません。ではなぜ体が食道を絞るかを解明すればいいだけです。

一番は胃食道逆流症を防ぐためです。食べたり飲んだりした後、胃に物が詰まっているときに横になれば、逆流します。それを防ぐのが胃の噴門ですが、この力が弱まれば逆流してしまいます。それを食道を絞ることで防いでいます。

胃の中が空っぽでも、ストレスや喫煙などで胃を痛めていると、その刺激でも胃や食道が収縮します。

肥満の人がいびきをかくイメージですが、肥満の原因といびきの原因が同じだから結果としてそうなるのです。肥満解消に食事制限をしたり、禁煙したりすることが結果的にいびきも低減するのです。ちょっと前に、カレーのにおいをかがせるといびきが収まるというのが流行りましたが、舌の落ち込みでは説明つきませんが、カレーの香りが食道や胃の蠕動を促すことで説明が付きますね。

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睡眠時無呼吸症候群CPAP治療費の問題点

睡眠時無呼吸症候群の治療として代表的なCPAP治療の費用について、医療機関の経営を圧迫する話を見たため、ご紹介いたします。

CPAP治療機は加圧空気を送るマスクをつけて寝る装置ですが、重症患者は保険が適用され5000円/月で使うことができます。ただし保険適用は毎月1度病院でチェックをしてもらわなければいけません。

さてCPAP治療は14600円/月の保険請求代となるようですが、そのうち10000円は、CPAPの機械を貸し出している企業に対し、医療機関が支払う仕組みとなっているようです。

もし患者さんが、毎月一度の医療機関受診をしないとどうなるでしょう。当然医療機関は14600円の保険請求ができないわけですが、企業へはレンタル料10000円を払う必要が出てくるのだそうです。患者さんが受診したところで5000円の儲けしかないところが、1か月来てくれないと10000円の手出しが発生するわけです。

医療機関にとってはこれは痛いですね。私が見た話は2012年のものですので、現在は改善されているのかもしれませんが、最初から仕組み自体がおかしいです。元々CPAP治療自体対症療法であり、生活習慣の改善などのフォローがなければ、いつまでも使い続ける必要があり、まじめに通ってくれる患者様であれば、医療機関としてはおいしい話です。しかしながらフォローがない場合、50%の患者が継続できなくなるという話もあります。続かない患者の半分が途中で勝手に行かなくなると医療機関も大変ですね。

儲かるのは機械を作る会社だけ・・・厚生族の議員に献金がいっぱい行ってるのでしょうかね。

元のお話は http://medg.jp/mt/?p=1878 でどうぞ。

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中枢性睡眠時無呼吸症候群の機序解明に大きな進歩

いびきをかいて無呼吸となるものを閉塞性の無呼吸。いびきがなくて無呼吸を中枢性と言っています。ただ、実際の先天的中枢性の傷害は、これまで世界で1000例しか報告がない極めて珍しい症状ですので、誰にでも見られる症状であるということにかなりの疑問を感じますね。

閉塞性も含めて、無呼吸症候群の原因を見直さなければならない証拠と考えたほうが正しいと私は思っています。

中枢性睡眠時無呼吸症候群の機序解明に大きな進歩
という論文紹介の記事がありました。覚醒時にも呼吸障害が出ているので、中枢性無呼吸の機序と言えるのか疑問ですが、論文をご紹介いたします。

preBotC neuronを破壊すると中枢性無呼吸症候群に似た睡眠障害がみられる点は、研究で明らかになっているが、中枢性睡眠時無呼吸症候群患者のpreBotC neuronに障害がみられるのかどうかの記述がなく、ALS,PD,MSAでの睡眠中の突然死を関連付けることでCPAPの有効性を指摘することが非常に恣意的に感じられる報告であると思います。


さて、いびきを伴わない無呼吸ですが、胃食道逆流症からの無呼吸であれば普通にあります。胃食道逆流症で食道が絞められるに伴って気道が狭められる際に、一般的にいびきをかく体形でない方や、口呼吸でもなければいびきまで行かない場合があります。
鼻呼吸ですから鼻から息を吸い込みますが、吐き出すときは口から吐き出します。この時に胃食道逆流症による症状で食道が数秒間絞められると、口から息を吐きだした状態で、数秒呼吸が止まります。
次に通常なら鼻から息を吸うのですが、呼吸が止まっていた苦しさから、一気に吸おうとして口で一息グガッと吸い込み、その後鼻呼吸に移行します。
中枢性無呼吸症候群ですが、先天性の場合は、これまで世界中で1000例ほどしか事例がありません。非常に珍しい疾患です。
また本日紹介した実験による機序も、呼吸神経の損壊です。そんなに簡単に誰でも症状として現れるとは到底考えづらいと思います。
しかしながら、現在の検査でやると、睡眠時無呼吸の中に中枢性と言われるいびきを伴わない無呼吸が5%程度は誰にでも見られ、特に男性で60歳を超えると、その比率が多くなります。
単純に定年を迎えた男性の食事時間(生活習慣)が変わって、症状が緩和されているだけのような気がしますがいかがでしょうか?

http://blog.goo.ne.jp/pkcdelta/e/8441db0adfc7b59170d8e20ac77031c2

 

中枢性睡眠時無呼吸症候群の機序解明に大きな進歩
2005年08月11日 | 睡眠に伴う疾患
睡眠時無呼吸症候群は,上気道の閉塞により生じる閉塞型,呼吸調節をする脳幹領域の障害で生じる中枢型,および混合型に大別される.中枢型睡眠時無呼吸症候群(CSAS)の機序についてはよく分かっていなかったが,今回,その機序を解明する上で非常に重要な研究が報告された.
まず,呼吸中枢神経回路の中核をなすpreBotzinger complexと呼ばれる吻側部領域が腹外側延髄に存在する.この領域にはneurokinin 1 receptor(NK1R)を高発現するpreBotC neuronが一側で300個ほど存在すると言われる.これまでにratを用いた実験で,このpreBotC NK1R neuronを80%以上,障害させると,覚醒時において失調性呼吸パターンが出現することが分かっていた.今回,睡眠呼吸障害におけるpreBotC neuronの関与について詳細に検討された.
方法としては,簡単に言うとpreBotC neuronを選択的に障害する毒素を注入し,その後,ポリソムノグラフィー(PSG)を経時的に観察し,睡眠中および覚醒時の呼吸パターン,apnea(無呼吸),hypopnea(低呼吸;50%未満の呼吸flowの減少)の頻度,持続時間を経時的に観察している.具体的にはratに筋電図(横隔膜,腹,頚部)および脳波電極を植え込み,術後14日目にpreBotC NK1R neuronを選択的に傷害する毒素としてsubstance-p conjugated saporin(SP-SAP)を両側のpreBotzinger complexめがけて注入(対照としてとしてconjugateさせてないsubstance-p とsaporin混合物を使用).実際にNK1R抗体を用いた免疫染色にて,preBotC NK1R neuronの選択的な減少を確認している.
結果としては,対照では注入前との比較で,注入後に各睡眠パラメーターに有意差を認めなかったのに対し,SP-SAP注入群では注入後4日目の時点でREM期においてのみhypopnea およびapnea(中枢型)の頻度が有意に増加.注入後5-6日目ではこの傾向が顕著となり,Non-REM期でも対照と比べ,hypopnea およびapneaが軽度ながらも有意に増加した.覚醒時でも短時間のapneaが生じ始めた.7日目以降ではNon-REM期におけるhypopnea およびapnea(とくに持続時間より頻度)が顕著となり,睡眠の断片化と全睡眠時間の減少が生じた(データとしてはarousalの増加として観察される.つまりapneaに伴いStage-Wに入ってしまう).覚醒時でも呼吸パターンはさらに不規則化した.9-10日目で覚醒時の失調性呼吸が出現し,なかにはCheyne-Stokes呼吸パターンを呈するratも出現した.以上の結果は,中枢型無呼吸にpreBotC NK1R neuronが深く関与する可能性を示唆する.
ではなぜ先にREM期に変化が現れるのだろうか? たしかにヒトでも中枢性無呼吸はREM期に出現しやすい.REMではセロトニンやノルエピネフリン産生ニューロンは不活化傾向にあり,preBotC neuronはセロトニンやノルエピネフリンにより刺激を受けるため,REM期ではpreBotC neuronニューロン活動は減少する.よってREM期ではpreBotC neuronニューロンの変化が表出しやすいのではないかと著者らは考察している.
またこの結果から神経変性疾患における睡眠呼吸障害(SDB)におけるpreBotC NK1R neuronの関与を考える必要がクローズアップされる.ALS,PD,MSAでも睡眠中の突然死が生じることがあるが,PDでは60%程度,MSAでは89%ものNK1R neuronの減少が生じることがすでに報告されている.さらにMSAではセロトニン作動性ニューロンの減少も知られている.MSAの夜間突然死については,声帯外転麻痺による閉塞性の呼吸障害がその原因として考えられてきたが,preBotC neuronニューロンの減少が突然死に関与している可能性も十分に考えられる.こうなると気管切開をしても突然死は防げない(実際にこのような症例は存在する).むしろCPAP,BiPAPのほうが有効である可能性があり,呼吸障害パターンを判断した上で,適切な治療を選択を必要するがあるものと思われる.

Nat neurosci. published online 7 August, 2005

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胃食道逆流症(GERD)と睡眠障害

胃食道逆流症(GERD)と睡眠障害の論文です。これまで何回か説明文の中で一部の引用をさせていただいておりましたが、全体をご紹介させていただきます。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibi1954/52/2/52_145/_pdf

耳鼻52:145~151,2006
原著

胃食道逆流症(GERD)と睡眠障害
―ランソプラゾール内服と睡眠内容の検討―

 

岩田義弘(1)・大山敏廣(2)・門山浩(3)
三村英也・小串善生・桜井一生
内藤健晴(4)・戸田均(5)

 

近年、胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease: GERD)と閉塞型睡眠時無呼吸(O-SAS)の関係が注目されている。咽喉頭異常感と睡眠障害のない正常男性5例にランソプラゾール15mg/day、7日間内服を行い、睡眠障害パラメーターの変化を検討した。epworth sleepiness scale(ESS)は全員スコアの減少を認めた。睡眠時無呼吸検査ではapnea-hypopnea index:AHIの減少を認めた。特に閉塞性無呼吸の減少と鼻腔抵抗の減少を示した。
咽頭食道は逆流胃酸等攻撃因子と唾液等中和する因子が拮抗していると考えられた。今回の検討は正常例において攻撃因子を減少し、中和などの防御因子を優位にした状態を作り出したと考えた。結果、正常例においても胃食道逆流は存在する可能性を示したと考えた。また、GERD治療を行うに当たり、攻撃と防御因子の双方を考え治療する必要性を感じた。

Key words:ランソプラゾール、正常成人、AHI、鼻腔通気度、睡眠障害

はじめに
閉塞型睡眠時無呼吸(O-SAS)の治療に伴い、胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD)の症状の減少を認める報告を日常臨床で経験したり、また同様の報告1)-4)をみる。GERDの症状好発臨床的背景と、睡眠時無呼吸を引き起こす臨床的背景が酷似しているため、両者の間には強い関連性が指摘されている。
では、GERD症状のない正常例では睡眠中の呼吸状態への影響はないのであろうか?症状を訴えない正常例と考えられる例にもある程度の頻度をもって胃酸逆流が存在するが、その影響は自覚しないだけではないかと考えた。
正常例に胃内容物の食道へ逆流が恒常的にあるのであれば、胃酸の気道への影響もあることも予想され、先の例と逆で睡眠への影響があるのではないかと疑った。これらを検討するに当たり、正常例においてどの程度逆流による影響があるか、またその結果見られる睡眠障害がどの程度隠れているのか明らかにする必要を感じた。
これらの疑問を明らかにするためPPI内服で胃酸の量を減少させ、逆流症状と睡眠への影響の測定を試みた。咽喉頭異常感と睡眠障害の訴えのない正常例にランソプラゾール15mg/day、7日間内服を行い、睡眠障害にかかわるパラメーターのその前後で行い、その変化を検討した。

対象と方法
対象:健康診断などで異常を指摘されていない成人男性で、咽喉頭異常感や自覚的な睡眠障害を有しない例で本検討に了解を得たボランティア5名(平均年齢32.6歳、24から46歳)について検討を行った。5名につては扁桃肥大や鼻中隔彎曲症やアレルギー性鼻炎など認めなかった。またbody-mass index BMIは平均24.5であった(表1)。
方法:被験者には検討の内容を説明し、ランソプラゾール15mgを一日1錠ずつ内服を7日間行ってもらった。その前後で以下の検査を行った。
GERDの症状や睡眠の自覚的状況をQUEST問診票5)とepworth sleepiness scale(ESS)6)を用いアンケート形式で行った。問診票の聴取には筆者が症状など直接説明しながら行った。また、器質的疾患の否定と咽頭所見の確認のため喉頭ファイバースコ― プを行った。睡眠障害の有無確認のため、チェスト社製携帯型睡眠時無呼吸検査装置Apuno V(R)を用い検査装置の指示書に従い装着、AHI、AHI with desaturationを測定した。測定結果は閉塞性成分と中枢性成分も抽出した。さらに、睡眠障害部位の検討に役立つよう鼻腔通気度をリオン社製通気度鼻腔検査装置にて測定した。

結果
協力いただいたボランティア男性5名の身長、体重は表1のとおりで平均のBMIは24-5であった。
アンケート結果を図1に示す。

QUESTの問診票では、内服前は平均0.4点であった。内服後では著明な変化無く平均0.0点となった。ESSでは内服前では内服前が平均8.6で内服後は6.6と減少を認めた(図2)。

睡眠検査では経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)は一晩の平均と最低酸素飽和度で検討を行った。内服前では平均96.3%から内服後96.3%と変化を認めなかった。最低酸素飽和度は平均86.0から内服後84.2と同様に大きな変化を認めなかった(図3)。

睡眠時無呼吸低呼吸指数AHIは内服前の平均11.4に対し内服後では3.1と減少を認めた(図4)。

AHIは閉塞性成分と中枢性成分と1時間当たりの回数で検討を行った。1時間当たり無呼吸低呼吸のうち閉塞性成分は内服前に平均8,4回であったが、内服後3.0回と減少した。中枢性成分は平均3.0回から2.3回と現象を示した。AHIwith desaturationは内服前3.1から内服後2.5とやや減少をした(図5)。

鼻腔通気度は両側の合成である最大呼気/吸気抵抗は内服前平均1.50/1.44(cm/L/sec)から内服後1.27/1.51(cm/L/sec)となった(図6)。

喉頭ファイバー所見では、鼻腔、咽頭に内服前後に著明な変化を見いだすことはできなかったが、下鼻甲介後端の色調の変化と両側披裂間部の粘膜の色調の変化を認めた。

考察
正常と思われる成人においても24時間pHモニタリングを行うと食道内のpHが減少する例が確認されている7)。しかしながらこれらの正常成人がGERD特有の症状を訴えるわけではない。今回検討を行った5名のボランティアにおいても同様で、QUESTの問診票では胃酸逆流の症状は認められなかった。胸部や咽頭の不快感のない5名のボランティアではランソプラゾールの内服前後で行ったESSアンケートで睡眠の自覚的改善を4名自覚しており、内服前後で点数は有意に減少を示していた。GERD症状のない成人例において、PPI内服は、何らかの形で睡眠へ影響していると考えられた。では、どこが睡眠として良いと思われる変化を来したか。

SpO2は1回の測定の平均SpO2と一回の測定の最低SpO2とも大きな変化を示さなかった。しかしながらAHIはいずれの例でもPPI内服に伴い減少を来し、睡眠中の無呼吸および低呼吸が減少したことを確認した。特にAHI減少のうち、中枢性無呼吸低呼吸の減少より、閉塞性無呼吸低呼吸の減少が著しいことも今回確認できた。睡眠時無呼吸の検査においてファーストナイト効果8)と呼ばれる「検査の慣れ」現象が見られ、これによりAHIの現象が指摘されている。が、今回は中枢性の無呼吸成分の減少が示されている。検討において短期間の検討であったが、「検査の慣れ」については考慮しなくてよいと判断した。その上で、ランソプラゾール内服のこのボランティア群は閉塞性無呼吸低呼吸成分の減少がAHI全体の減少を来し、その結果ESSスコアの減少に影響したと考
えられた。
鼻腔通気度検査では1名を除き最大呼気/吸気鼻腔抵抗は減少が見られた。BMIと鼻腔通気度の関係において有意な相関関係は認められていない9)。機序は不明であるが、ランソプラゾール内服により鼻腔粘膜の容積に変化が生じ鼻腔通気度に影響を与えたものと考える。内服後、鼻腔通気度の値が上昇している1名においてもAHIの減少が見られ、鼻腔抵抗の減少がAHIの減少のすべての要因ではないことが示唆された。
喉頭ファイバースコープの観察から、喉頭披裂間部の粘膜の色調の変化からも喉頭粘膜の変化の存在が疑われた。これらの所見10)も胃酸逆流の症状が疑われる。この事実からも逆流した胃分泌液は何らかの形で喉頭や咽頭、鼻腔粘膜に影響を与えていると考える。
ランソプラゾール内服を行ったこのボランティア群ではこの胃酸分泌物減少による鼻咽喉頭への影響を軽減させその結果、気道抵抗全体を減弱させ、AHIの減少からESSの減少につながったと考えられた。
症例1、3と年齢の進んだ二人がAHIの変化が大きかった。この2例はともに検診胃内視鏡で異常は指摘されていなかった。内視鏡的異常所見を認めない狭義の症候性GERD症例(s-GERD)においてpHモニタリングでも異常を認めない症例も多く、酸分泌抑制剤で治療効果が低いことが報告されている2)。また、これらは健常人とオー
バーラップすることが知られている11)。また、後の聞き取りからs-GERDの影響の一つである心理150 耳鼻と臨床 52巻2号的ストレス12)は他の3名とも特に自覚はなく、これらの影響は少ないと考えられた。
老人性の口腔内乾燥症13)や糖尿病に伴う唾液の減少が見られる病態において胃酸逆流に対する防御機構の減少がGERD症状の増悪因子として指摘されている14)。
唾液分泌能力は年齢などに影響されると考えられが、喫煙や口腔内乾燥の自覚はなかった。これらこの2症例はs-GERDに近い状態であることが疑われ胃酸逆流の影響を受けやすいことが考えられた。
健常成人においても潜在的に胃酸逆流が存在していても、胃酸そのものを中和する機構(唾液分泌など)が十分機能していれば症状として表れてこないことが考えられる。
ボランティア群はいずれも、咽喉頭の違和感や逆流に伴う胸部症状の自覚のない集団であった。胃酸分泌の抑制を行いその結果、睡眠等に影響が見られたことから、逆流した胃酸の中和などにより症状を抑制する能力が相対的に強く働いていた結果、普段からGERD症状の訴えがなかったと考えられる。
今回の検討は正常成人において潜在的に逆流した胃分泌物よりも、その中和機構が優位になった状態を作り出したと考えられる。その結果、上部気道に作用する要因が減少し、気道の狭窄にかかわるパラメ-タ― を中心に睡眠の質に影響を与えたものと考えられた。下部食道括約筋の機能障害がGERDの症状発現には重要な因子であることは間違いないと考えるが、症状の抑制因子としての口腔咽頭機能の存在を改めて認識する結果となった。このことはGERD症状の診断・治療において、攻撃因子である胃分泌物の逆流と、症状の抑制因子である唾液分泌などの双方を考慮に入れていく必要があると考えた。

本稿の内容は第8回食道逆流症(GERD)と咽喉頭疾患研究会にて報告した。
本検討を行うに当たり、ご協力いただいた当院検査部生理検査部門の協力に感謝します。

文献
1) Demeter P et al:Correlation between severityof endoscopic findings and apnea-hypopneaindex in patients with gastroesophageal refluxdisease and obstructive sleep apnea.World J Gastroenterol 11 : 839-841, 2005.
2) Fass R et al : Nonerosive reflux disease-Currentconcepts and dilemmas-. Am J Gastroenterol96 : 303-314, 2001.
3) Gislason T et al : Respiratory symptoms andnocturnal gastroesophageal reflux-A population-based study of young adults inthree European countries-. Chest 121 : 158-163, 2002.
4) Ing AJ et al : Obstructive sleep apnea andgastroesophageal reflux. Am J Med 108(Suppl 4 a) : S120- S125, 2000.
5) 永野公一他: GERDの診断に関する研究-上部消化管症状を訴える患者におけるアンケート(QUEST)による検討-. 新薬と臨47: 841-851, 1998.
6) Johns MW : A new method for measuringdaytime sleepiness-The epworth sleepinessscale-. Sleep 14 : 540-545, 1991.
7) 林良紀他: 健常者、逆流性食道炎患者の胃食道逆流のメカニズム. Therapeutic Research 24:800-804, 2003.
8) 川名ふさ江: 睡眠時無呼吸症候群-睡眠時無呼吸症候群の検査法終夜睡眠ポリグラフィー、その他-. Medical Technology 33: 468-474, 2005.
9) 樋上茂他: 睡眠時無呼吸症候群患者における睡眠前後の鼻腔抵抗について. 日鼻誌43: 331, 2004.
10) 渡嘉敷亮二他: 逆流性食道炎症例にみられた耳鼻咽喉科領域の症状. 日気食会報53: 337-342, 2002.
11) Masclee AA et al : Ambulatory 24-hour pHmetryin the diagnosis of gastroesophagealreflux disease. Determination of criteriaand relation to endoscopy. Scand J Gastroenterol25 : 225-230, 1990.
12) 秋山純一他: 症候性GERDの病態と治療-症候性GERDにおける病態因子-. 消化器科40: 236-243, 2005.
13) 中田裕久: 日常診療で診るGERD(胃食道逆流症)-特殊な例のGERD高齢者のGERD-.Medicina 42: 111-113, 2005.
14) 松井秀隆他: 日常診療で診るGERD(胃食道逆流症)-GERDを起こす病態糖尿病とGERD-.Medicina 42: 96-98, 2005.
(受付2005年10月24日)

Relationship between gastroesophageal reflux disease andsleep disorder : An examination of sleep after the oral administrationof lansoprazole
Yoshihiro IWATA(1), Toshihiro OYAMA(2), Hiroshi KADOYAMA(3), Hideya MIMURA,Yoshio OGUSHI, ISShO SAKURAI, Kensei NAITO(4) and Hitoshi TODA(5)
Recent studies have reported a relationship between gastroesophageal reflux disease (GERD)and obstructive sleep apnea syndrome (O-SAS). We orally administered 15mg/day of lansoprazoleto 5 healthy males without pharyngeal/laryngeal discomfort and sleep disorder for 7 days and thisinvestigated the changes in the parameters of sleep disorder. The epworth sleepiness scale (ESS)scores decreased in all 5 males. A sleep apnea test showed a marked decrease in the apnea-hypopneaindex (AHD. In particular, the frequency of obstructive apnea and nasal resistance decreased. Inthe pharyngeal esophagus, attack factors such as the reflux of gastric acid may antagonize neutralizingfactors such as saliva. In this study, the attack factors including neutralization were enhancedin these healthy adults. The above findings suggest that GERD occurs in healthy adults. In treatingGERD, both attack and preventive factors should be carefully considered.
(1)碧南市民病院診療部耳鼻咽喉科
Department of Otolaryngology, Hekinan Municipal Hospital, Hekinan 447-0084, Japan
(2)大同病院耳鼻咽喉科
Department of Otolaryngology, Daido Hospital, Nagoya 457-8511, Japan
(3) 門山医院
Kadoyama Clinic, Fujisawa 251-0872, Japan
(4)藤田保健衛生大学医学部耳鼻咽喉科学教室
Department of Otolaryngology, School of Medicine, Fujita Health University, Toyoake 470-1192,Japan
(5)耳鼻咽喉科武豊醫院
Department of Otolaryngology, Taketoyo Clinic, Chita 470-2380, Japan

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慢性咳嗽(がいそう)と睡眠時無呼吸をつなぐ胃食道逆流症

慢性の咳と睡眠時無呼吸の関係が胃食道逆流症でつながっているとの見解意見文です。

http://www.jrs.or.jp/quicklink/journal/nopass_pdf/ajrs/004040340j.pdf

● Letter to the Editor

慢性咳嗽(がいそう)と睡眠時無呼吸をつなぐ胃食道逆流症

寺本 信嗣a    吉田 和史

編集委員長殿
総説「慢性咳嗽と閉塞性睡眠時無呼吸症候群」1)を拝読しました.肥満の増加や食生活の変化によって,胃食道逆流症(GERD)による慢性咳嗽が増加しています.睡眠時無呼吸は,胸腔内圧の変動,迷走神経反射などを介して気道過敏性を亢進し,咳閾値を低下させますが,この際,胃食道逆流(GER)は大きな役割を担っています.経鼻持続性陽圧呼吸法(nCPAP)による咳嗽症状の改善にも GER 改善が寄与すると考えられます2)3).この咳には,誤嚥も関与していると考えられます.したがって,慢性咳嗽の診断・管理にあたって,夜間の呼吸状態の把握と同時にGERDについても評価しておかないと片手落ちとなります.GERD の評価については質問票が有効であり,proton pump inhibitor(PPI)による治療的診断もあります.
これらの指摘は,2000 年前後から議論されており,咳だけではなく,喘息研究におけるCPAPの役割についても考慮すべきです.特に,nCPAP の実質的開発者 CE Sullivan と豪州喘息研究の第一人者 AJ Woolcock の共著である歴史的論文4)が引用されていないのは寂しい気がします.これらの萌芽的な研究が慢性咳嗽にも応用されており,その経緯を知るべきと思います.
したがって慢性咳嗽治療において睡眠時無呼吸を考慮することは重要ですが,同時にGERDの併存の有無を判断することが重要であると考えます.

著者のCOI(conflicts of interest)開示:寺本 信嗣;講演料(日本ベーリンガーインゲルハイム,ファイザー,ノバルティス ファーマ,第一三共).他は本論文発表内容に関して特に申告なし.

引用文献
1)横堀直子,他.慢性咳嗽と閉塞性睡眠時無呼吸症候群.日呼吸会誌 2015; 4: 47-9.
2)Teramoto S, et al. A possible pathologic link between chronic cough and sleep apnea syndrome through gastroesophagealreflux disease in older people. Chest 2000; 117: 1215-6.
3)Teramoto S. Swallowing, gastroesophageal reflux and sleep apnea. In: Idzikowski C, ed. Sleep and Its Disorders AffectSociety. Cloatia: InTech. 2014; 99-111.
4)Chan CS, et al. Nocturnal asthma: role of snoring and obstructive sleep apnea. Am Rev Respir Dis 1988; 137: 1502-4.

連絡先:寺本 信嗣
〒312-0057 茨城県ひたちなか市石川町 20-1
a筑波大学附属病院ひたちなか社会連携教育研究センター呼吸器内科
b株式会社日立製作所ひたちなか総合病院呼吸器内科
(E-mail: shinjit-tky@umin.ac.jp)
(Received 14 Mar 2015/Accepted 15 Apr 2015)
Response to Letter to the Editor

慢性咳嗽の新たな原因疾患としての閉塞性睡眠時無呼吸症候群

慢性咳嗽と閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)をつなぐ胃食道逆流症(GERD)につき,ご指摘いただきありがとうございました.1988 年に Woolcock らは,持続性陽圧呼吸(continuous positive airway pressure:CPAP)が閉塞性睡眠時無呼吸(obstructive sleep apnea:OSA)合併気管支喘息患者の夜間症状を改善させることを報告しておりますが,本論文の引用がなかった不備についてもご意見いただきありがとうございました.ご指摘のように,慢性咳嗽において GERD の関与は大変重要であり,CPAP による GERD の改善から咳嗽も改善に至る症例は多く存在すると考えております.一方で,咳特異的質問表として知られているLCQ(Leicester Cough Questionnaire)の創始者である Birring らは,2007 年に慢性咳嗽の原因疾患として OSA の関与が疑われる症例を初めて報告しました.この症例報告から,GERDの治療では改善しない慢性咳嗽患者,あるいはGERDが存在しない慢性咳嗽患者で,これまでのガイドラインに従った治療では改善しない難治性慢性咳嗽患者のなかに OSA 例が潜在しており,CPAP 導入後に咳嗽が改善する症例が存在している可能性があることが示唆されています1).我々の経験した症例でも,ご指摘されたGERD質問表でGERD症状がないと考えられる慢性咳嗽患者や,GERDに対してすでにproton pump inhibitor(PPI)を投与されているにもかかわらず咳嗽の改善のなかった難治慢性咳嗽患者において,CPAP 導入により咳嗽が著明に改善いたしました2).CPAP が OSAS の慢性咳嗽を改善する機序はいまだ不明ですが,GERD の改善以外にも睡眠中
の気道閉塞やいびきが気道炎症を誘起し咳嗽を誘発している可能性が推察されております3).ご指摘いただいたWoolcock らの報告においても,CPAP が気管支喘息の夜間症状を改善する機序について,いびきや気道閉塞が喘息の夜間症状のトリガーとなっており,これらがCPAPにて改善した可能性があると考察されています.気管支喘息と慢性咳嗽と疾患は異なっておりますが,その症状の発症機序とCPAPが有効である点において共通点であると考えております.しかし,CPAP の咳嗽改善の機序についてはいまだ十分に解明されておらず,今後この分野でのさらなる検討,研究が必要であると考えております.
著者の COI(conflicts of interest)開示:本論文発表内容に関して特に申告なし.

引用文献
1)Birring SS, et al. Obstructive sleep apnea: a cause of chronic cough. Cough 2007; 3: 7.
2)Yokohori N, et al. Utility of continuous positive airway pressure therapy for treating chronic cough in patients withobstructive sleep apnea. Intern Med 2014; 53: 1179-82.
3)Sundar KM, et al. Chronic cough and OSA: a new association? J Clin Seelp Med 2011; 7: 669-77.東京女子医科大学八千代医療センター呼吸器内科 横堀 直子,桂  秀樹
連絡先:横堀 直子
〒276-8524 千葉県八千代市大和田新田 477-96
東京女子医科大学八千代医療センター呼吸器内科
(E-mail: wbycm409@ybb.ne.jp)
(Received 13 Apr 2015/Accepted 15 Apr 2015)

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